JR西、世界遺産巡る豪華寝台の投入検討!のんびり旅ニーズで、九州「ななつ星」倍率は87倍

営業エリアの在来線で世界遺産9ケ所巡り

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JR西日本は、営業エリア内にある世界遺産を中心に周遊する豪華寝台列車を導入する計画があることが報じられました。同社営業エリアの在来線は50路線。沿線には、京都や奈良の文化財のほか、兵庫の姫路城や広島の厳島神社、島根・石見銀山など9ケ所に世界遺産が点在。在来線で運行し車中泊のほか、ホテルや旅館での宿泊も検討しています。
同社が運行する豪華列車は、現在大阪・札幌間の寝台特急「トワイライトエキスプレス」が人気がありますが、クルージング型の豪華寝台列車の投入は初となります。
大阪駅発着でシニア層ターゲットに1人10万円以上を想定
検討される豪華寝台列車は、大阪駅発着案が有力とされ、専用列車を新しく製造し内装を豪華に施し、平成29年度までの運行開始を目指すとしています。山陰や瀬戸内海など沿線で獲れた魚介類や野菜を使用した高級料理を提供。シニア層をターゲットに料金を1人10万円以上を想定しています。
JR西日本が実施したアンケートでは、車窓の風景を楽しみながら旅を楽しみたいという団塊世代からの声が多く、鉄道が単なる移動手段にとどまらず旅そのものを楽しめるプランを提供します。
都市間、観光地へLCC参入で競争激化
昨年はLCC(Low Cost Carrier:格安航空会社)元年と言われ、一部で遅延による欠航が問題となったものの、価格の安さから着実に搭乗率を伸ばし、路線も拡大しています。鉄道でも新幹線は北海道や北陸でも新たに整備新幹線が着工。都市や観光地への移動を短縮します。
飛行機のメリットは何よりも長距離を短時間で結ぶメリットがある一方、空港から都心までの交通に若干弱みがあります。一方、新幹線は在来線に比べ移動も早く、何よりも時間の正確さでは世界一と言っても過言でありません。競合区間では価格競争など激化しますが、新しい旅の形としてのんびりと豪華列車でクルーズを楽しむなど目的も明確化されます。
JR九州・豪華寝台列車「ななつ星」:抽選では平均競争倍率10倍
豪華寝台列車では、JR九州が「ななつ星」を今年10月から運行をはじめます。4月10日には、来年1月から3月分の第2期出発分の抽選会が開かれ、計9本(126室)への応募は1,214件。平均競争倍率は9.63倍と第1基の7.27倍を上回りました。最高倍率は3月11日出発の3泊4日、デラックススイートの87倍とこちらも第1期の76倍を超える人気です。
都市間、観光地への移動ではLCCの誕生で新幹線など逼迫されるものの、高齢化社会を迎え目的によっては豪華寝台列車やクルーズ船など、のんびり旅のニーズが高まりをみせます。
[2013.5.9]

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