日の丸半導体の危機!?ルネサス工場火災で自動車減産拍車も

ルネサス、工場火災が半導体不足の加速に

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車載向けの半導体製造大手のルネサンスエレクトロニクスの工場火災により、半導体不足のタイミングと重なって自動車業界のサプライチェーン(供給網)が揺らいでいます。
ルネサンスは、約1ケ月間で製造を目指すとしていますが、製造装置もニーズに逼迫が生じており、現実的に課題が残る状況です。
自動車メーカーでは、取引先を通じて確保する半導体の在庫は最大で3ケ月程度と見られ、復旧は時間との戦いとなりそうです。
台湾半導体メーカー、日本に研究拠点を設立
一方、台湾積体電路製造は今年2月9日、茨城県つくば市に研究拠点を設立すると発表し、半導体生産では世界最大手の日本への初進出に関連業態は驚きを見せ、日の丸半導体の機器が現実が突きつけられました。
これは海外大手を呼び込めという経済産業省の誘致計画であり、東芝の半導体事業の再編などが落ち着いた時期でもあり、浮かび上がったのは日本の半導体産業の地盤沈下でもあります。
NECや東芝、日立製作所など世界上位にいた昭和55年からの面影はなく、装置や材料も競争力を維持できない危機感だけが懸念されます。
コロナ禍で中国がいち早く復旧し、自動車販売も好調
半導体が逼迫する中、自動車生産の予想外の急回復により、新型コロナウィルスの第1波が世界を襲った昨年4月頃に各国が行なったロックダウン(都市封鎖)によって自動車各社は工場の稼働を停止することを余儀なくされました。
ところが、一足先に大流行から回復した中国が驚異的な回復を見せ、4月以降は前年同月を上回る新車販売台数を達成し、欧米や日本でも夏以降に回復し始め、秋からは前年以上の販売ペースを達成するようになりました。
自動車産業では、綿密な製造計画のもと、必要時に必要分を都度発注するジャスト・イン・タイムによって余分な在庫を持たない事が浸透しています。
アップルやグーグル、ソニーも自動車産業へ
自動車業界は、100年に一度の大変革期とトヨタ自動車が言うように電動化や自動運転などの波が押し寄せ、製造技術で差別する事が難しくなり、IT(Information Technology:情報技術)やソフトウェア、データが主流になります。
これは自動車のスマホ化が意味するように、主役を虎視眈々と狙う米国アップルやグーグル、日本のソニーなど異業種が設計し開発するなどして自動車メーカーが製造する主従逆転の可能性も大いにあります。
半導体不足は、製造業大手、自動車業界に大きく影響を与えることになりそうです。
[2021.3.24]

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