◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

令和8年(2026)2月19日0時52分「雨水」です。旧暦正月、寅(とら)の月の中気で、新暦2月18日か19日頃。「立春」後15日目にあたります。天文学的には、太陽が黄経330度の点を通過するときをいいます。
天からの雪が雨に変わり、積った雪が溶け始めるころ。「雪散じて水と為る也」と『暦林問答集(れきりんもんどうしゅう)』にあるように、これまで降った雪や氷が解けて水となり、雪が雨に変わって降るの意が「雨水」です。また、『暦便覧』には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と説かれています。
この頃から寒さも峠を越え、春の息吹が感じられます。昔から「雨水」の日を目安にして畑仕事の準備を始めます。暖かい日和が続き、「春一番」〔※〕が吹き、「鶯(うぐいす)」〔※〕の声が聞かれるようになります。

野辺見れば 若菜つみけりむべしこそ 垣根の草も春めきにけれ――紀貫之『拾遺集』
次の二十四節気は「啓蟄(けいちつ)」。小さな生きものたちが冬ごもりから目を覚まし、季節は「春分」へと移り変わります。

※春一番(はるいちばん):気象庁では、立春から春分までで、日本海で低気圧が発達し、南寄りの風(東南東から西南西で風速8m以上)が吹いて、暖かい風の影響で気温があがる現象のことと定義されています。
※鶯(うぐいす):スズメ目ウグイス科ウグイス属の野鳥。日本三鳴鳥(にほんさんめいちょう:ウグイス、オオルリ、コマドリ)のひとつ。「ホーホケキョ」とさえずります。鶯は早春、梅の咲く頃にさえずり始めることから「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれます。日本全国に分布し、冬季は暖かい土地へ移動して冬を越します。
■七十二候■
◆初候「土脉潤起」(つちのしょううるおいおこる)
◇雨が降って土中に湿り気を含み始める。「脉(みゃく)」は「脈」の俗字。「潤い」は降雨があることの意。
◆次候「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)
◇霞がたなびき始める。来る春への期待がふくらむ頃。「靆(雲へんに逮)」=たなびく。古訓で「霞や雲が薄く層をなして横に長く引く」の意。
◆末候「草木萠動」(そうもくめばえいずる)
◇草木が芽吹き始める。
◆◆「雨水の頃の花」◆◆

「オオイヌノフグリ(大犬の陰嚢)」 学名:Veronica persica オオバコ科クワガタソウ属の越年草。明治時代、ヨーロッパから入ってきました。
4枚に見える花びらは実は1枚で、基部でつながっています。おしべは2本。2つにふくれた果実ができ、そのかたちが「ふぐり」(雄の陰嚢)に似ているということからこの名前がつきました。別名に「星の瞳」があり、こちらのほうが可憐な花に似合っているかもしれません。
春のはじめから、道端や草地に青い小さな花をたくさん咲かせ、甘い蜜をもとめる虫や鳥が集まります。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

春はすぐそこまで来ています。
暦の上では「立春」からが春ですが、実際は、ちょうどいま晩冬と早春の変わり目にあたり、短い周期で冷たい寒気がやってきて日本海側に大雪を降らせたりします。
「雨水」の頃になると、水戸偕楽園をはじめ、各地の天満宮などの梅の名所では「梅祭り」が開催されます。関東では2月上旬ごろから3月にかけて開催されるところが多いようです。近年は梅の開花時期も早まりました。
読者の皆様、季節の変わり目です。
体調を崩さないようお体ご自愛専一の程
筆者敬白
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