◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

令和8年(2026)5月21日9時37分「小満(しょうまん)」です。旧暦4月巳の月の中気で、立夏から15日目にあたります。5月20~21日頃。天文学的には、太陽が黄経60度の点を通過するときをいいます。

万物が次第に成長して一定の大きさの達し、満ち始めるという意味から「小満」といわれます。
「暦便覧」には「万物盈満(えいまん)すれば草木枝葉繁る」と記されています。また一説には、「小満」とは昨年秋にまいた麦の穂がつく頃に「ほっとひと安心して、もう少しで満足する」といった云われもあります。

この頃、「麦畑」の穂が成長して緑黄色に色づき、山野の植物は花を散らして実を結びます。田では苗を植える準備を始め、「蚕(かいこ)」が「桑(くわ)」の葉を盛んに食べ始めます。「紅花(べにばな)」が咲きほこり、日々ようやく暑さが加わり始める季節です。

GW明けの西日本では、「蛍(ほたる)」が姿を見せはじめます。「小満」を境に「走り梅雨(はしりづゆ)」が始まる年もあります。5月末、まだ梅雨入り前なのに、梅雨のような天候になったかと思うと、晴天が続いたりする、そんな梅雨の前触れを「走り梅雨」といいます。

◆小満芒種

関東から東では、「小満」から「芒種(ぼうしゅ)」までの梅雨入り前(5月下旬~6月中旬)が一年で最も過ごしやすい季節です。「薄暑(はくしょ)」(うっすらと汗をかく)の時期で、初夏の若葉や青葉の香りを含んだ穏やかな風「薫風(くんぷう)」とあわせて入梅前の過ごしやすい季節のたとえです。沖縄では「小満」から「芒種」が梅雨の時期にあたり、「梅雨」のことを沖縄方言で「小満芒種(すーまんぼーすー)」といいます。

「小満」の頃、麦は収穫の時期を迎えます。「麦秋(ばくしゅう、むぎあき、むぎのあき)」は夏の季語です。陰暦4月のことを「麦秋」と呼ぶこともあります。

■■「七十二候」■■

◆初候「蚕起食桑」(かいこおきてくわをはむ)
◇蚕が桑の葉を盛んに食べ始める。
◆次候「紅花栄」(べにばなさかう)
◇紅花(べにばな)の紅黄色の頭花が盛んに咲く時節。
◆末候「麦秋至」(むぎのときいたる)
◇麦が熟して畑一面が黄金色になる。初夏の爽やかな好季節。

■■小満の頃の花■■

「ツツジ(躑躅)」 ツツジとはツツジ科の植物、ツツジ属の植物の総称。ドウダンツツジのようにツツジ科に属さない植物もツツジと呼ばれるものがある。また、古くから、ツツジ属のツツジもサツキ、シャクナゲとを分けて呼んでいて、学術的な分類とは一致しない。

長寿な樹木もあり、最も樹齢の長い古木は、800年を超え1000年に及ぶと推定されている。

ツツジ属の植物は、4月から5月の春先にかけて、先端が5裂している花を枝先につける。咲いた花を採ると、花片の下から蜜を吸うことができ、戦時中は子どもたちの甘味となっていた。一部レンゲツツジには毒があり、注意が必要。

(「五月の秩父」より抜粋)この附近は谷幅も狭く、一面に黒木青木に被われているから、昼も木(こ)の下闇が谷底を薄暗く罩(こ)めている所さえある。唯ただ岩崖に咲く日蔭躑躅(ひかげつつじ)の上品な黄花がほのかに明るい色を浮べ、小岩桜(こいわざくら)の紅花が時に眼を楽しませる外に、盛り上るように花をつけた石楠(しゃくなげ)や躑躅の大群落が思わず足をとめて眼を見張らせるであろう。―― 木暮理太郎『秩父の渓谷美』

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

その昔、株式市場や商品相場を生業にする人びとの間では、「素人の小満過ごし」といわれていました。これは麦畑に穂が付き始めてまずはひと安心、が転じて、タイミングを見過ごさないように戒めた言葉です。
小満から芒種の時期、気候の良さから緊張感がなくなり、つい安心してしまって、相場に限らずタイミングをみすみす逃してしまわないように警鐘をならしています。それほど良い気候が続いて「のほほん」とした陽気が続きます。
もうじき梅雨に入ります。
季節の変わり目、時節柄お体ご自愛専一の程
筆者敬白

記事一覧


◆二十四節気◆令和8年(2026)10月8日「寒露(かんろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 10 / 04

日銀はなぜ今、利上げするのか―物価を抑えて、成長まで抑えてよいのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 09 / 19

◆二十四節気◆令和8年(2026)9月23日「秋分(しゅうぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 18

最低賃金1,177円時代へ――「賃上げできない会社」がこれから直面すること

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 09 / 08

◆二十四節気◆令和8年(2026)9月7日「白露(はくろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 01

人手不足国家・日本は外国人材で救われるのか?――2027年「育成就労制度」で変わる中小企業の採用

八木宏之の経済時事ウォッチ 未分類

2026 / 08 / 24

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月23日「処暑(しょしょ)」です。◆

季節のお便り 未分類

2026 / 08 / 18

日銀はなぜ利上げを急ぐのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 14

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 08 / 03

骨太の方針2026を読み解く

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 02

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 07 / 21

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(後編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 17

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(前編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 06

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 30

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月21日「夏至(げし)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 19

日銀はインフレの原因を見誤っているのではないか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 17

2026年上半期の日本経済を総点検

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月6日「芒種(ぼうしゅ)」です◆

季節のお便り

2026 / 06 / 03

「関税ショック」後の中小企業サバイバル戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 29

2026年「骨太の方針」はなぜ重要なのか ― 中小企業経営者が知るべき“国家の方向性”と与党内のせめぎ合い

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 21

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 19

大胆な投資促進税制とは何か

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 07

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月5日「立夏(りっか)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 02

日銀「金融政策決定会合」から読み解く日本経済

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 29

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月20日「穀雨(こくう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 17

値上げは悪いこと?物価高時代に企業が取るべき経営戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 17

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月5日「清明(せいめい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 02

日本企業に起きている「静かな淘汰」

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 31

金融政策決定会合(3月)-中小企業経営者が知っておくべき金融環境の変化-

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 23

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月20日「春分(しゅんぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 16

エネルギー価格上昇に中小企業はどう対応するか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 12

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 02

第二次高市内閣で日本の産業政策はどう変わるのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 26

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 16

【衆議院選挙後】新政権と金利上昇をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 01

消費税減税は実現するのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 31

日銀金融政策の転換期をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 25

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 17

2026年度予算――規模・評価軸・企業経営への示唆

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 03

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 02

日銀・金融政策決定会合(12月) 利上げの背景と今後の政策運営

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 21

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 17

取引適正化推進法(旧:下請法)とは?

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月7日「大雪(たいせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 03

外国人のビザ要件強化の背景とその影響

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 30

高市政権×21兆円補正予算:中小企業に訪れる“追い風”

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 24

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 16

ガソリン税ついに廃止!軽油も2026年にゼロへ

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月7日「立冬(りっとう)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 04