家電不振のソニー、ルネサス半導体工場を買収!家電からモバイル、エンタメ事業へ再編

スマホに最適!CMOSセンサーの半導体工場へ転用

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ソニーは1月29日,半導体メーカーのルネサスエレクトロニクスの山形・鶴岡工場を買収することを発表。スマートフォンやデジタルカメラ用半導体製品のCMOSイメージセンサー(Complementary Metal Oxide Semiconductor)の設備を350億円かけ増強し工場を転用します。
CMOSは、相補型金属酸化物半導体と呼ばれ、撮像センサーとして従来のCCDセンサーに比べ,約1/10の電力で動作が可能。人間の目で例えれば網膜に相当し,被写体の画質を大きく左右する部分。最高画質のCCDには多少劣るものの性能差は縮まりつつあり、何より設備投資のコストが安く小型化がスマートフォンに適しています。
新興国のスマホ市場拡大見込みCMOS半導体25%増強
ソニーは現在,長崎と熊本工場でCMOSを製造し、鹿児島でCCDセンサーを製造し世界シェアは約3割。今後、新興国を中心にスマートフォン・タブレット端末市場拡大を背景に、中長期でセンサー事業を25%増強するため鶴岡工場を買収します。
一方,ルネサスエレクトロニクスの鶴岡工場は、これまでゲーム機用の半導体を製造してきたものの、ゲーム機販売の不振で同工場を閉鎖する方針でした。新たな成長産業へ工場は生まれ変わりますが、現従業員約700人の7〜8割の雇用は守られる予定です。
ゲーム機PS4「買う気ない」が7割
ネットユーザーの意識調査を行うインターネットコムが1月31日発表した「ゲーム機/スマホゲーム」についての調査では,ゲーム機を持っているが使っていない人は31.4%。平成24年10月の調査の17.4%から大幅に増加しました。また現在、発売中の新型ゲーム機ソニー「PS4」に関し「購入する気はない」が68.6%。マイクロソフト「Xbox One」では同84.5%とゲーム機市場は地盤沈下状態。調査は、全国の男女10代から50代まで1,069人が対象。日本国内においてゲーム機市場が縮小傾向にあることが浮き彫りとなりました。
ムーディーズ:投資格付けを引下げ
大手信用格付け会社のムーディーズ・ジャパンは1月27日、ソニーの投資格付けを「Baa3」から「Ba1」に引き下げたことを発表。主力の家電事業の不振や競争が激化しているスマートフォンやタブレット端末事業での出遅れが指摘されました。英ファイナンシャル・タイムズ紙によると「家電事業の大半が技術的なリーダーシップを失い、他社との競争にさらされている」と厳しい見方。
スマートフォン、タブレット端末でトップを走るアップルやサムスンに追いつけるか、家電からモバイルやエンターテイメント事業へ軸足を移し半導体シェア拡大、巻き返しを図ります。
[2014.2.5]

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