足利銀行(平成15年破綻)、悲願の東証一部再上場!地銀再編の機運高まる

経営破綻から10年、足利銀行が東証1部再上場

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12月19日、平成15年に経営破たんした足利銀行の持ち株会社、株式会社足利ホールディングス(栃木県宇都宮市桜4丁目1‐25/代表執行役社長:藤澤智氏)が、東京証券取引所第1部に上場を果たしました。
およそ10年ぶりの再上場を果たした足利HDは再上場による新株発行で、最大250億円の調達を見込んでいます。
金融危機、東日本大震災…相次ぐ経済混乱で先送り
明治28年に創業した足利銀行はバブル期の過剰融資などが原因で平成15年に経営破綻し、一時国有化。16年に当時の持ち株会社が上場廃止になりました。その後、野村グループ(野村ホールディングス株式会社:東京都中央区日本橋1‐9‐1/グループCEO:永井浩二氏)が受け皿になって、再び民間銀行として20年に足利HDを設立。
足利HD設立当初は22年度中の上場をめざしていましたが、リーマン・ショックや東日本大震災による日本経済の混乱で上場は棚上げにされてきました。
破たん銀行の再上場:平成18年あおぞら銀行以来
このほどの株式相場の好転により、悲願の再上場。破たん銀行の再上場は平成18年の株式会社あおぞら銀行(東京都千代田区九段南1‐3‐1/代表取締役社長:馬場信輔氏)以来です。
また、破綻はしていないものの平成15年に実質国有化された株式会社りそなホールディングス(東京都江東区木場1丁目5‐65/取締役兼代表執行役社長:東和浩氏)が、今年5月に公的資金の完済計画を発表するなど、かつて危機に陥った銀行の再生が加速している様子が実感できます。
 
暗躍する地銀連合・あおぞら銀行/足利獲得に動く
今回の足利銀行再上場を受け、10月には東京都民銀行と八千代銀行の経営統合が発表されたこともあり、金融の現場では地銀再編の機運も高まっています。
もともと、破たんした足利銀行の受け皿になると見込まれていたのは地銀連合でしたが、今回早くも足利銀行獲得に動いているのは、地銀連合を主導した横浜銀行とのこと。また、地銀連合に加わった千葉や常陽、静岡、八十二や、7月に大株主の米投資会社が全株を放出して撤退したことで経営の自由度が高まっているあおぞら銀行も、足利銀行の獲得に興味を示しているとの報道もあり、今後も動向が注目されます。
[2013.12.28]

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