20年ぶり新紙幣登場!経済への影響は?

戦後6回目の新紙幣発行

2024年7月3日に日本銀行は新しいデザインの紙幣の発行を開始しました。新紙幣の発行は20年ぶりで、戦後では6回目になります。一万円札、五千円札、一千円札の3種類のデザインが刷新されました。 3Dホログラムといった最新技術による「偽造防止の強化」のほか、視覚に障害のある人や外国人など誰でも利用しやすい「ユニバーサルデザイン」が導入されています。日本銀行によると、前回の紙幣刷新された2004年当時は1年間で流通紙幣の6割が新紙幣に置き換えられており、これから少しずつ新紙幣を手にする場面が増えてくるでしょう。

紙幣の刷新、企業の35.1%が「プラスの影響」

7月12日に帝国データバンクから『新紙幣発行にともなう影響アンケート』結果が発表されました。

<アンケート期間は2024年7月5日~10日、有効回答企業数は1,003社(インターネット調査)>

新紙幣、企業の3社に1社が「プラスの影響」

7月から始まった新紙幣の発行は、経済にどのような影響がある(見込み含む)と思うか。という問いに対して、新紙幣の発行が経済に「プラスの影響」を及ぼすと回答した企業の割合は、35.1%だった。「マイナスの影響」(14.3%)を、20ポイント以上も上回り、総じて経済へ良い効果を期待する回答が上回り、何らかの経済効果があると捉える企業が上回りました。長引いたデフレと低成長で、タンス預金が増えたとのデータもある中で、今回の新紙幣発行にはそれなりの経済効果が見込めるとの企業が多いのは、インフレで円安で経済活性に何らかの起爆剤が欲しいと考えている企業が多い現れと読み取れます。

具体的な影響、「費用負担の増加」が 55%

日本経済への具体的な影響としては、55.5%の企業が、機種入れ替えやシステム改修など「企 業の費用負担の増加」をあげた(複数回答、以下同)。次いで「特需による企業の売り上げ拡大」(37.3%)が続く格好となった。(下表参照)

「現在の紙幣が使えなくなる」は偽情報、旧紙幣も今まで通り

新札が発行されても古いお札も今まで通り使えるので安心してください。現在発行されている一万円札、五千円札、二千円札、千円札の4種はもちろん、昭和の時代に発行されたお札で発行停止されているものでも18種類のお札は使用可能です。警視庁によると、「現在の紙幣が使えなくなる」と偽った詐欺行為には注意を呼び掛けています。新紙幣の発行に便乗した詐欺の被害は、早くも東京都内でこれまでに数件確認されています。いずれも金融機関の職員を装う手口です。

  • 「職員が自宅まで古いお札の交換に行きます」
  • 「国が新紙幣の発行枚数を決める調査をしているので、旧紙幣を自宅で保管していれば職員に預けてください」

などとうその電話がかかってきたということです。

警察では、特殊詐欺などに注意するよう呼びかけていますので十分注意しましょう。

タンス預金はリスク?

なお、旧紙幣を現金で保管するといったタンス預金には、盗難などそれなりのリスクがあります。昨今のインフレを考えると現金のままでのタンス預金には、紙幣の価値が目減りするリスクが明らかなため、新紙幣変更の機会に物価上昇に負けない株式や金などへの投資をすると、目減りリスク回避につながるかもしれません。

券売機、自動販売機の交換

今では自動販売機が一般的になりました。公共交通機関の切符購入自動販売機や飲食店の券売機など一斉に交換が必要です。中にはこれを機会に、閉店したいと話しているパチンコ店オーナーもいました。やはり企業にとって新紙幣対応はそれなりの負担があります。約20年前の平成16年(2004)には券売機など販売機の交換には、それなりの融資や補助金用意された記憶があります。今回は政治不信で、それどころではないのかもしれません。

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