日立製作所、中国に競り勝ちイタリア鉄道2社を買収!安倍首相トップセールス、官民連携効果は絶大

航空・防衛で世界トップ10の傘下2社を買収

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日立製作所は、航空・防衛などの分野で世界トップ10に入るイタリアの製造会社・フィンメカニカ社との間で,同社傘下の鉄道関連2社を買収する契約を締結しました。
日立が買収するのは、フィンメカニカ社の子会社で鉄道の車両や信号システムを製造する「アンサルドブレダ社」。都市交通と高速鉄道の分野で強い力を持ち,米国などでも存在感を発揮しています。もう1社の「アンサルドSTS社」は、鉄道と地下鉄向けの信号装置や制御システムの設計や実装、管理で高い技術を持つ企業です。
日立は「鉄道」,フィンメカニカは「航空・防衛」に事業集中
日立製作所によると今回の契約締結は,鉄道の信号や運行管理システム事業などで世界的に競争力を高めたい同社と,航空・防衛・セキュリティ事業に集中したいフィンメカニカ社の思惑が一致。買収額は約2,600億円と日立製作所が手がける買収としては過去最大となります。
買収に当たっては、中国のIT企業と競合していましたが日本の信頼、技術力を認め,コスト安だけの中国は買収を逃しました。安倍首相は、昨年秋にイタリアを訪問した際に今回の買収案件にも言及。トップセールスが実を結びました。
日本勢、イタリア、カタールで鉄道事業受注、インドでも可能性大
官民挙げて海外の鉄道事業に力を入れる日本勢は、日立製作所がフィンメカニカ社傘下の2社を買収。カタールの首都ドーハの都市交通システムでは、三菱重工業や三菱商事など企業連合が受注。さらに、欧州や中国が狙うインドの高速鉄道計画をめぐり、同国政府の要人は日本の新幹線を採用する可能性に言及するなどインフラ輸出の朗報が相次いでいます。
世界各国では、新興国だけでなく米国など先進国でも鉄道整備の計画がめじろ押し。鉄道事業をめぐる激しい国際受注競争が今後も予測されます。
日立、鉄道事業売上高は2.5倍に拡大
これまで日立製作所は、英政府からロンドンの中心部と都市部を結ぶ高速鉄道の車両更新事業を受注するなど鉄道事業は拡大。今回の買収により日立製作所の鉄道事業全体の売上高は、これまでの約2.5倍の4,000億円になります。
現在、世界の鉄道市場ではカナダやフランス、ドイツなどのメーカーが高いシェア率を持っており、さらに中国メーカーも台頭しつつあります。日立製作所は、今回の買収で競争力を強化し欧米やアジア新興国などの市場でもさらなる受注拡大を目指します。
[2015.3.10]

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