SMAP、AKB48海外公演が外交の切り札?:日中国交正常化40周年を前に嫌中国イメージ払拭

中国の女性ファンSMAP番組理解したくて日本語勉強、日本留学
人気グループSMAPが9月16日、北京の屋外スタジアム・北京工人体育場で初の海外コンサートを行いました。中国では、SMAPは歌手としても俳優、バラエティタレントとしても人気が高く、10年以上前から公演のオファーが寄せられていました。成都から駆けつけた女性ファンは、SMAPが好きで日本に5年留学したとコメント。SMAPの番組を理解したくて日本語を勉強、留学するファンが多いと話しています。
中国の地元紙・京華時報などメディアでは、SMAP北京公演に関する記事を連日記載するなど注目度の高さが伺えます。SMAP海外初進出を機にアジアにJ-POPなど、日本ブランド拡大を図れば、政府外交よりも効果がありそうですよ。すでに韓国が実行している戦略ですが。
温家宝首相:菅直人前首相よりSMAPが大事
SMAPの中国初公演は本来、昨年6月に上海万博で行われる予定でしたがファン殺到で混乱の懸念から中止。10月に再び計画されましたが前月の尖閣諸島沖の漁船衝突事件で延期。そして今年5月に公演が予定されましたが東日本大震災の影響で再び延期となりました。4度目の正直でようやく実現したものの、10年以上前からオファーしていたにも関わらず,昨年から急に絶対指令のように公演を行うのには中国政府の思惑があるようです。
昨年9月のSMAP東京ドーム公演には、漁船衝突事件直後にも関わらず、中国の程永華駐日大使が会場を訪れ、メンバーと交流を深めました。さらに今年5月、日中韓首脳会合に出席する温家宝首相は被災地、福島を視察後、都内へ戻り菅直人前首相よりも真っ先にメンバーと異例の会談を行い、中国公演をアピールしました。
国交正常化40周年友好ムードも数々のトラブルで嫌中意識
日本と中国は来年には国交正常化40周年を迎えますが、中国の国民文化を理解するためにはまだまだ時間がかかりそうな感じがします。信じられないこと、というか、行儀が悪すぎる。毒入り餃子などという、理解不能な食品偽装問題に、レアアースの輸出ストップ、重金属入りの幼児玩具など粗悪商品は記憶に新しいでしょうし、国民レベルで好感度が上がってたのに、平成22年年9月の漁船衝突事件で「中国」に対する感情はまた振り出しに戻った感があります。中国独自の技術、と盗っ人猛猛しかった日本の新幹線を真似た中国高速鉄道は、未曾有の大事故を起こしましたが、いくら政府レベルで世界へ売り込んでいても、中国の未完成な高速鉄道技術は信頼できないでしょう。
SMAP北京公演:海江田経産相、丹羽駐中国大使も賛同
よくなりつつあった日中関係はここに来て悪化していますが、人気グループの公演で関係修復、和らげたい主旨が見え隠れします。SMAP公演前の8月、中国での記者会見の際に配られた資料には、賛同人として海江田前経済産業 相や丹羽駐中国大使の名が記載されています。これも官民一丸のクールジャパン?
9月23日には「上海ジャパンウイーク2011」が開幕。24日には人気アイドルグ ループのAKB48のコンサートも行われました。まさに外交大使を果たしたSMAPの中国公演を機に、政府推進成長戦略「Cool JAPAN」を発展させましょう。震災での諸外国からの支援に感謝を伝え、被災地復興への意気込み、原発事故の状況・収束への道筋なども首相よりもSMAPに発信してもらえば?
▼関連サイト:オフィシャル「成長戦略ソフトパワー産業の海外展開」
●関連ブログ:アニメ、食品、住宅…クールジャパン8カ国展開に12事業決定/東京コレクション開催で日本文化輸出[2011.8.22配信]
●関連ブログ:パリ「Japan Expo 2011」日本の魅力紹介で4省庁連携!「クールジャパン」市場規模17兆円[2011.6.24配信]
[2011.9.27]
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