電力使用量の「見える化」で電力を企業へ融通!エネルギー政策の見直しはビックチャンス

東京電力管内のGDP(国内総生産)の合計は、国内の約40%を占めており、計画停電の実施でGDPが1%近く押し下げられたと見られています。製造業などでは、たった3時間の停電でも前後の点検、準備など倍以上の時間が取られ、実質生産が止まる業種もありました。政府は、夏に向け産業活動に多大な弊害となる計画停電を避ける代わりに15%の節電を企業、家庭へ呼びかけ、官民一体となって難局から脱するべく訴えます。
電力供給危機の裏にビジネスチャンス:クラウドサービス
企業や家庭で使用している電力消費量を「見える化」し、節電意識を持ってもらうと言うITサービスが増えてきました。分電盤にセンサーを設置し、ネット経由で電力消費量を収集。携帯端末などへ消費実績を表示させるクラウドコンピューティング型サービスです。利用者は、消費実績をグラフで確認し、さらなる節電、省エネへの意識を高めます。NTTでは、光回線の利用者を対象に、家庭の分電盤にセンサーを設置し、消費電力をサーバーに蓄積し、利用者はパソコンなどを使い消費実績を確認するサービスを7月にも始めます。経済産業省や電力会社のサイトには、現在の電力会社管内の消費電力が約30分ごとに更新され、計画停電時にはグラフ化され、わかりやすくよく利用しました。消費電力量の「見える化」で企業も家庭も節電意識を高め危機を乗り切りたいものです。
原発事故によって日本のエネルギー政策は見直しを迫られ、再生可能エネルギーを積極的に押し進める試みに、送配電網と情報通信技術が融合するスマートグリッド構想。さらにはEV(電気自動車)の蓄電活用など一気に加速が予測されます。危機的状況化の中、日本のエネルギー産業はビジネスチャンスともなり、大きく変革しようとしています。
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