早すぎるコメ、高すぎる野菜…猛暑の陰で人気伸ばす家庭菜園、LEDの活用も普及間近!

「早すぎる」猛暑でコメ出稲前倒し、収穫遅れに注意促す

130727_1.jpg

今年も連日続く猛暑は、やはり農業にも大きな影響を与えています。
7月11日には新潟県の新潟米生産対策会議で、今年の稲の成長がこれまでにないほど早くなっていることが報告されました。コシヒカリは平年比7日、こしいぶきは6日、出穂期が早まると予想されています。
稲の状態は良好だが、作業が遅れると品質に影響が出る可能性があるとして、施肥や、収穫の遅れなどに注意を促します。
新米の品質低下、供給減少に厳重警戒!
生育が早ければ旨い新米を早く楽しめるかと思いきや、都合がいいばかりではない様子。新潟県産コシヒカリは平成22年に猛暑の影響で1等米比率が過去最低の21%に低下。12年にも収穫期の高温と降雨でひび割れするコメが増え、市場への供給が減少しました。
そのため、刈り取りの時期を慎重に見極める必要があるのは間違いありませんが、乾燥貯蔵施設の利用日程の割り当てなどの都合上、収穫作業の前倒しは困難という問題もあるとのこと。新潟県は早めの情報提供を行いたいとしていますが、この先も続く暑さが新米の価格へ影響を及ぼすことも充分考えられます。
野菜価格は記録的高騰…レタス前年比2倍、キャベツは4倍!
既に値上りが深刻化しているのが、葉物をはじめとした野菜。春の少雨や低温で生育が遅れていたところに、猛暑が追い打ちとなり、品薄が進んでいます。
東京・大田市場では19日、首都圏への主要供給地である長野県産のレタスが10kgあたり1,575円の値をつけ、昨年同期(840円)の2倍近くまで上昇。記録的猛暑だった平成22年(1,050円)と比べても、525円もの高値です。群馬県産キャベツも同1,050円で、22年の735円を大きく上回り、最も安い取引価格は、昨年の4倍に達しました。
野菜の高値は9月まで続くとの見方もあり、家計を圧迫することとなります。
省エネ志向の高まりで家庭菜園人気上昇
野菜の供給安定に向け、農業法人化や企業による工場生産などが進む一方、家庭での野菜栽培も流行。知人の1人は節電の一環で始めた「グリーンカーテン」のゴーヤに味を占め、今年は郊外に農園を借りました。そこまで至らずとも、庭やベランダで家庭菜園を楽しむ人が増えていることは、近所を一回りするだけでも実感できます。
機は熟せり!LEDで家庭「内」菜園/住宅・家電大手も開発急ぐ
家庭菜園人気は、家の「内」にまで浸透の兆しです。消費電力の少ないLED(発光ダイオード)を使い、家庭内で野菜を育てる「LED野菜工場」の開発・販売が本格化。
機械商社の山善は昨年12月から、LED照明を使って葉もの野菜が栽培できる商品「お部屋畑」を販売。季節や天気を気にせず栽培できるとあって、需要を伸ばしています。
また、旭化成ホームズやパナソニックもLEDを活用した野菜栽培の実験を進め、商品化も検討中とのこと。省エネ志向やガーデニング人気の高まっている今、絶好の商機です。
[2013.7.27]

記事一覧


◆二十四節気◆令和8年(2026)10月23日「霜降(そうこう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 10 / 19

10年で企業倒産はどう変わったか――増える小規模企業の倒産

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 10 / 07

◆二十四節気◆令和8年(2026)10月8日「寒露(かんろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 10 / 04

日銀はなぜ今、利上げするのか―物価を抑えて、成長まで抑えてよいのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 09 / 19

◆二十四節気◆令和8年(2026)9月23日「秋分(しゅうぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 18

最低賃金1,177円時代へ――「賃上げできない会社」がこれから直面すること

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 09 / 08

◆二十四節気◆令和8年(2026)9月7日「白露(はくろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 01

人手不足国家・日本は外国人材で救われるのか?――2027年「育成就労制度」で変わる中小企業の採用

八木宏之の経済時事ウォッチ 未分類

2026 / 08 / 24

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月23日「処暑(しょしょ)」です。◆

季節のお便り 未分類

2026 / 08 / 18

日銀はなぜ利上げを急ぐのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 14

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 08 / 03

骨太の方針2026を読み解く

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 02

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 07 / 21

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(後編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 17

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(前編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 06

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 30

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月21日「夏至(げし)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 19

日銀はインフレの原因を見誤っているのではないか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 17

2026年上半期の日本経済を総点検

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月6日「芒種(ぼうしゅ)」です◆

季節のお便り

2026 / 06 / 03

「関税ショック」後の中小企業サバイバル戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 29

2026年「骨太の方針」はなぜ重要なのか ― 中小企業経営者が知るべき“国家の方向性”と与党内のせめぎ合い

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 21

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 19

大胆な投資促進税制とは何か

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 07

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月5日「立夏(りっか)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 02

日銀「金融政策決定会合」から読み解く日本経済

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 29

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月20日「穀雨(こくう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 17

値上げは悪いこと?物価高時代に企業が取るべき経営戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 17

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月5日「清明(せいめい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 02

日本企業に起きている「静かな淘汰」

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 31

金融政策決定会合(3月)-中小企業経営者が知っておくべき金融環境の変化-

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 23

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月20日「春分(しゅんぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 16

エネルギー価格上昇に中小企業はどう対応するか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 12

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 02

第二次高市内閣で日本の産業政策はどう変わるのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 26

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 16

【衆議院選挙後】新政権と金利上昇をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 01

消費税減税は実現するのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 31

日銀金融政策の転換期をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 25

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 17

2026年度予算――規模・評価軸・企業経営への示唆

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 03

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 02

日銀・金融政策決定会合(12月) 利上げの背景と今後の政策運営

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 21

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 17

取引適正化推進法(旧:下請法)とは?

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月7日「大雪(たいせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 03

外国人のビザ要件強化の背景とその影響

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 30

高市政権×21兆円補正予算:中小企業に訪れる“追い風”

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 24

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 16