マイナス金利:不動産投資の形①個人投資家、競売市場参入前年比3倍増

競売のプラス面に着目する個人投資家

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不動産の「競売市場」に、どんなイメージをお持ちでしょう?
●割安の価格で物件を購入でき、賃貸収入で高い利回りが期待できるなどのプラスイメージ。
●グレーな要素が多くて怖い、敬遠したいというマイナスイメージ。
その両方があった印象ですが、最近、その「プラス面」に着目した個人投資家から、高い関心が集まっています。財テクの範囲も広がったものです。

個人が5億の1棟マンション購入
不動産競売流通協会に所属する富士企画(富士企画(株):東京都新宿区新川義忠取締役)によると、今年に入り、不動産投資に関する問い合わせが月間200件程度と、前年の3倍に膨らみました。
千葉県の1棟マンションを約5億円で個人が購入するなど、高額取引も目立つようです。

落札価格倍率は2.1倍に
同業の三友システムアプレイザル((株) 三友システムアプレイザル:東京都千代田区 吉村昌晴社長)でも、落札総額こそ前期比0.4%増の844億円でしたが、裁判所が決めた最低価格と実際の落札価格の開きを示す落札価格倍率は、2.1倍に上昇しました。

投資家の背を押すマイナス金利
背景にあるのは、日本銀行(日本銀行:東京都中央区黒田東彦総裁)のマイナス金利導入で、金融商品の利回りが軒並み低下している状況です。
低金利で銀行にお金を預けていても、利息がつかない。不動産投資で少しでも利益を出したいという動機が個人投資家を動かしています。

大手不動産/三菱地所・野村不動産は
こうしたニーズの取り込みに、大手不動産会社も動き出しました。競売物件は数が限られており、目先を変えて、顧客にしようという戦略です。
三菱地所レジデンス (三菱地所レジデンス(株):東京都千代田区 小野真路社長)は、個人の投資用マンションの開発に着手。
野村不動産アーバンネット(野村不動産アーバンネット(株):東京都新宿区 前田研一社長)は、「サラリーマン投資家」「初心者限定」などのセミナーを開くなどしています。

[2016.09.30]

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