事業再生・会社再建・M&A・事業譲渡・会社分割・経営改善・債務・連帯保証問題に立ち向かうセントラル総合研究所・八木宏之のブログ

◇一週間の経済時事ダイジェスト◇2011/7/17~7/23

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財務省が21日発表した貿易統計(速報・通関ベース)によると、6月の貿易収支は707億円と、3ケ月ぶりに黒字に戻りました。前年同月の6,705億円に比べ、約1割ほどではありますがサプライチェーン(供給網)の予想以上の回復など追い風となりました。IMF(国際通貨基金)の年次審査報告も今年の経済成長は前年比0.7%減と落ち込むが平成24年は2.9%増に回復とあります。輸出で稼ぎ、国内の成長産業へ再投資し悪い循環を断ち切りたいところです。

長引く円高で収益が圧迫される輸出産業は22日現在、1ドル78円前半と約4ケ月ぶりの円高ドル安傾向に一段と警戒が高まっています。与謝野経済財政相は22日の会見で「安全な資金の逃避先として円や日本の国際が選ばれていると思っている」とコメント。海外の投資家は、欧米の金融情勢不安によるものと分析していますが、今こそ日銀の金融緩和、為替介入が必用です。

トヨタが米IT企業、マイクロソフトとセールスフォース・ドットコムと提携し、電気自動車をクラウドコンピューティングの端末にして新たなビジネスに乗り出します。走行支援やスマートシティとの連携、顧客とのコミュニケーションなど自動車、IT産業の進化はより一層加速しそうです。新しいビシネスには新しい産業が生まれ雇用も創出されます。情報は逃さずビシネスに繋げたいものです。

日本政策金融公庫が21日発表した「全国中小企業動向調査」によると4月~6月期の業況判断DI(好転ー悪化)はマイナス24.8ポイントとなり前期より20ポイント悪化しました。しかし供給体制の復旧や消費マインド、自粛ムードが和らぎ7月~9月期がマイナス24.4ポイント、10月~12月期はマイナス14.3ポイントとマイナス幅は減少、改善傾向となっています。復興への励みとなりたいものです。

今週の時事経済記事です。

節電特需:生産2割増!団扇工場休日返上でフル操業/「九電メール」と大相撲
[2011.7.18配信]
節電の夏を迎え、生活の中でも様々な変化を実感しています。ご近所ではテラスに「緑のカーテン」。ホームセンターで売れているのはゴーヤの苗と扇風機や扇子、簾(すだれ)など。洋品店のチラシに「婦人用ステテコ」と見たときは仰天しました・・・・・・・・続きはこちらから

再生可能エネルギー発電普及促進:節電エコポイント復活で5兆円超の経済効果
[2011.7.19配信]
経済産業省は、平成21年5月から今年3月まで実施したエコ家電販売支援策「家電エコポイント」の政策効果が、対象商品や流通費用を含め約2兆6,000億円に上ったと試算しました。薄型テレビや冷蔵庫、エアコンの販売が急増し、関連産業に・・・・・・・・続きはこちらから

変革する産業+消費者動向:ITとの融合で低コスト!効率よく顧客を固定化
[2011.7.20配信]
経済産業省は7月17日の産業構造審議会で医療・健康や農業、自動車・交通などの6分野でIT(情報技術)を活用した新たな産業を育成する行動計画をまとめました。8月中に各分野ごとにITとの融合を協議するフォーラムを設け、個別の技術の・・・・・・・・続きはこちらから

税制改正効果!日本企業海外で稼いだ利益95%を国内へ還流:国内で研究開発、投資、雇用創出
[2011.7.20配信]
長引く円高や、震災による生産リスクの抑制に海外進出を検討する企業が急増しています。内閣府の統計によると日本企業の海外現地生産比率は、平成7年の8.1%から昨年はその9倍の18%で過去最高となり、平成27年には21.4%まで増加すると予測・・・・・・・・続きはこちらから

税制改正効果!日本企業海外で稼いだ利益95%を国内へ還流:国内で研究開発、投資、雇用創出
[2011.7.21配信]
長引く円高や、震災による生産リスクの抑制に海外進出を検討する企業が急増しています。内閣府の統計によると日本企業の海外現地生産比率は、平成7年の8.1%から昨年はその9倍の18%で過去最高となり、平成27年には21.4%まで増加すると・・・・・・・・続きはこちらから

産業、雇用、人材育成:トヨタの被災地支援拡充計画/なでしこジャパンの勇姿:日本が「自信」に震える!
[2011.7.22配信]
トヨタ自動車の豊田章男社長は7月19日、仙台市内で東日本大震災の被災地支援策を発表。東北地方での小型車一貫生産体制への再編や地元での部品調達の引き上げなど生産強化計画を示し、「ものづくり」への意欲を高めています。トヨタ子会社で・・・・・・・・続きはこちらから

中小企業庁:地域産品販路開拓支援「SOCO COCO(ソコ ココ)」事業開始!首都圏百貨店、高級スーパーで販売
[2011.7.23配信]
日、日本各地の魅力ある商品の販路開拓を支援する「平成23年度地域産品販路開拓機会提供支援事業(SOCO COCO)」出展者の募集を開始しました。「SOCO COCO(ソコココ)」とは「其処此処」、「あちこち」や「いたるところ」という意味。これ・・・・・・・・続きはこちらから

[2011.7.24]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
著書の紹介はこちらから。

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