中小企業庁:地域産品販路開拓支援「SOCO COCO(ソコ ココ)」事業開始!首都圏百貨店、高級スーパーで販売
長期販売!3ケ月〜6ケ月間の販売でノウハウも習得
経済産業省中小企業庁は7月15日、日本各地の魅力ある商品の販路開拓を支援する「平成23年度地域産品販路開拓機会提供支援事業(SOCO COCO)」出展者の募集を開始しました。「SOCO COCO(ソコココ)」とは「其処此処」、「あちこち」や「いたるところ」という意味。これまでキャッチアップされていなかった魅力的な産品を、首都圏10ケ所以上の百貨店や高級スーパー、エキナカなどで3ケ月~6ケ月間にわたって販売、展開する事業で、新規取引先を掴む絶好のチャンスとなります。
「SOCO COCO」に参加する中小企業は、店舗で販売する際の小売業者やバイヤーなどと通常の商慣行体験が行われ、今後の新規取引先開拓の際のノウハウにもなると中小企業庁では期待しています。
顧客・バイヤーニーズが次の商品開発へ
「SOCO COCO」への出展応募は年4回行われます。今年は7月26日が第1回目の締切りとなり、その後9月、10月、12月と続きます。対象となる商品は、食品や工芸品、生活用品、雑貨、玩具、化粧品など多岐にわたっており、店舗では顧客との対面販売も可能。顧客ニーズをダイレクトに聞き出せるなど、その後の商品開発にも役立つ情報が得られるチャンスです。
首都圏の百貨店などでは、全国の地域産品を販売するために催事スペースなどを活用し集客を図ります。「SOCO COCO」のように長期展開する催しは例がなく、顧客動向や販売推移など役立つデータも得られるでしょう。長期間の販売でバイヤーや顧客ニーズを数多く聞き出し、拡販、取引先の拡大につなげたいものです。
「SOCO COCO」1次~2次審査:まずは行動、応募から
百貨店やスーパーなど、通常置かれている商品は、ある程度ブランドされ、誰もが知りうる商品で、全国の地域産品の置かれるシェアは少なく、消費者は価格や販売する店舗のイメージで購入意志を決めるものです。せっかくの魅力ある商品も「有名人が使ってる、食べてる」など、パブリシティ的な露出がなければ拡販や取引先拡大には繋がりにくいでしょう。国内市場は、少子高齢化で消費者指向も代わり、「あの店でしか売っていない」という差別化もこれからの製造・販売業には必要なことになるでしょう。
「SOCO COCO」事業の展開には1次~2次審査があります。採択されないだろうと思って応募を拒まず、まずは商品の魅力や他の商品に負けないアピール部分を見つけ、応募すると言う行動することが大切です。震災から4ケ月過ぎ、政府の金融支援などの一巡。210万件にも及ぶ金融円滑化法のリスケジュール実行に落ちつきを見せる今、自社製品の魅力をじっくりと見つめ把握し、新たな市場へ送り出したいものです。
▼中小企業庁:「SOCO COCO」募集要項
[2011.7.23]
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