国連提唱のSDGs市場!新たなビジネスチャンス、ブルーオーシャンも
社会の課題を解決するSDGs
国連が平成27年に設定した自身の子や孫、その先の世代が安心して暮らせる世界の実現をめざすSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)が慈善事業のイメージを覆し、様々なビジネスを生み出そうとしています。
SDGsは、社会の課題解決と収益性を生み出すスケールの取り組みともなり、現在では大企業でなくベンチャー企業などからも注視されています。
具体的には、魚の餌付けをAI(Artificial Intelligence:人工知能)で最適化し、飢餓を撲滅したり、バングラディシュで多くの人が健康診断を受けられるようAIやビッグデータを活用することなどです。
グローバル、テクノロジーの活用が前提
SDGsでは17の目標を掲げており、「貧困をなくす」、「飢餓をゼロに」、「すべての人に健康と福祉を」、「質の高い教育をすべての人に」、「安全な水とトイレを世界中に」、「人や国の不平等をなくす」、「気候変動に具体策を」、「海、陸の豊かさを守る」などが目標とされています。
ビジネスの視点でみるとグローバルかつテクノロジーの活用が前提になるものがほとんどであり、「言うのは簡単、実行は難しい」ものも少なくありません。
競争のない未開拓市場へ参入も可能
ただ、逆に考えれば新たなビジネスによって大きなチャンスを得ることも可能で、競争のない未開拓市場へ参入できるブルーオーシャンの領域であるとも考えられます。
SDGsを活用して持続可能なイノベーションを引き起こすという取り組みを起こす企業が増加しており、社会課題の解決を新たなビジネスの機会創出に繋げたいためです。
現在の技術やノウハウをSDGsに生かせるのか、ビジネスに直結できるのだろうか検討する余地は十分にありそうと言えます。
SDGsゴール「地球上の誰ひとり取り残さずに達成する」
国連では加盟国193ケ国によってSDGsを活用し、令和22年までに持続可能な社会を実現するという目標をててており、様々なパートごとに17の目標を掲げ、具体的なターゲットも設定されています。
「地球上の誰ひとり取り残さずに達成する」がSDGsゴールの共通理念となっています。
現在、世界中で課題となっている新型コロナウィルス問題や、健康、衛生問題、貧困、気候、海洋汚染、人種問題など世界中から指摘されており、自社の事業に照らし合わせ課題解決することで新たなビジネスチャンスにも繋がります。
●関連記事:「日本企業100社がIoT社会に新流通市場創設。ビッグデータ売買で新しいビジネスが生まれる」[2017.5.29配信]
[2020.3.13]
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