USJ、売上高・入場者数とも過去最高!ハリポタエリアが好調、日本のアニメイベントも成功
売上高、前年の1.4倍
ユニバーサル・スタジオ・ジャパンを運営するUSJの今年3月期の売上高が、前年の1.4倍の1,385億円に達しました。昨年7月にオープンした人気映画「ハリー・ポッター」の新エリアが牽引役となり、いづれも過去最高を更新しました。
本業のもうけを示す営業利益は、同1.6倍の390億円と過去最高。5年連続増収増益となっています。ハリー・ポッターなどの関連グッズや、飲食が好調だったことに加え,1月に実施した2〜3%の値上げで客単価が伸びました。
期間限定,日本のアニメイベント
今年1月からは、日本のアニメやゲームをテーマとした期間限定のイベント「ユニバーサル・クールジャパン」も大人気となり閑散期の冬場の集客に大きく貢献しました。
USJでは、日本のアニメやゲームを題材とするアトラクションやイベント運営のノウハウをアジアなど海外へ輸出する方針を示しています。業績が伸び悩むテーマパークなどを対象にビジネスを展開します。輸出するのは、市場調査のほか、アニメ・ゲームのキャラクターやストーリーをどのようにテーマパークに生かすかといったノウハウとなりそうです。
米映画なのに日本のアニメ?反発も
米映画のテーマパークであるUSJが、日本のアニメを扱うことには当初、社内外から反発もあったようです。ただ、方向転換の結果、ファン層は広がり平成26年度の入場者数は、ハリー・ポッターの新エリアの後押しもあり前年度比で約2割増、過去最高となる1,270万人を記録しました。
USJでは、アニメの世界を細部まで再現した「ワンピース」や「進撃の巨人」などのイベントで集客拡大に成功した実績をつくりました。
USJが沖縄に進出?
USJは今年3月、新たなテーマパークを沖縄県に建設する方針を示しました。今月には検討しているテーマパークの事業規模や候補地について、翁長雄志沖縄県知事に説明する方針です。
テーマパークの候補地は、本部町の国営海洋博公園が有力となっており、集客力のある美ら海水族館などの既存施設も活用できるメリットもあります。菅官房長官も、USJ沖縄進出を全面支援すると明言。建築制限を緩和する国家戦略特区の活用も模索するなどUSJ沖縄に現実味が増してきました。
●関連記事:「ハリポタ新エリア効果、USJ来園者数過去最高!国内外から幅広い集客成功」[2014.8.9配信]
[2015.7.4]
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