ライフネット生命:LINEのチャット機能でAIが生保の相談対応。3カ月弱で見積件数1.5倍に
生保の相談員はAI
人工知能(AI)が、生命保険の顧客対応に応用されます。ライフネット生命保険(ライフネット生命保険(株):東京都千代田区 岩瀬大輔社長)が、スマートフォン(スマホ)向けの無料通話・メールアプリ「LINE」上に開設した自社画面で、自動対応を始めました。今年1月23日の開始以降、見積件数が1.5倍に増えるなど、早くも成果を上げています。
生命保険もスマホで検討される時代
LINE上の「チャットbot(チャットボット)」の画面で、友人たちとおしゃべりするように、生命保険の相談ができます。専用のキャラが出てきて、「よろしくです~! まずはアナタのこと 教えてくださいまし~♪」と呼びかけます。「アナタは、いま保険に入っていますか?」「はい」「それじゃ......」と、会話が続きます。「当社のWebサイトも、スマホからのアクセスが過半。生命保険もスマホで検討される時代」と、同社は導入の意義を語ります。
LINEのチャット機能に注目
若年層がスマホで気軽に相談でき、かつ対応力があるツールとして、LINEが活用されました。LINEは従来、「友だち」を集め、一斉にメッセージを配信する広告宣伝手法として使うのが一般的でしたが、そのチャット機能に注目したわけです。保険の見積結果画面などには、問い合わせ先として、電話とLINEを併記しましたが、20~30代がこのLINE対応に飛びつきました。無機質な形だけの「お客様相談窓口業務」にならなかったことが勝因でしょう。
顧客はすべてのチャネルから
チャットbotと同時に、「Facebook Messenger」にも対応しました。目下、「すべてのチャネルにおいて、独自の顧客価値を継続的に創出する」を、基本戦略にしています。時代は、確実に進んでいます。
●関連記事:「ネット生命保険が常識を覆す/日本初!国際的評価のネクスティア生命、設立3年半で10万件のライフネット生命」[2011.12.22配信]
[2017.4.18]
トラックバック(0)
このブログ記事を参照しているブログ一覧: ライフネット生命:LINEのチャット機能でAIが生保の相談対応。3カ月弱で見積件数1.5倍に
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.h-yagi.jp/mt5/mt-tb.cgi/2864
コメントする