日本を守る!「トップガン」マッハ2.5で特訓する女性戦闘機パイロットも
日本版「トップガン」、空自「ファイターウェポン」
航空自衛隊の主力戦闘機「F15」を操るパイロットが憧れる教育過程である「ファイターウェポン」は航空自衛隊版の米映画「トップガン」養成所です。
1980年代に大ヒットした米映画・トム・クルーズ主演の米海軍の戦闘機パイロット養成のエリート機関です。
戦闘機のパイロットは、自衛隊でも数ある中、狭き門で、高卒で航空学校に受かるには約50倍の倍率を突破しなければならず、航空学生からの戦闘機パイロットへの道はさらにその半数と戦技過程に参加できるのはその頂点とも言えます。
防衛省総合幕僚幹部によると、平成30年度上半期(平成30年4月1日〜9月31日)に日本領空に接近した外国軍機などへ航空自衛隊機がスクランブル(緊急発進)した回数は561回に上り、前年同期比で統計を取り始めた平成15年以降2番目の多さになりました。
国別で見ると、中国機へのスクランブルが345回と最も多く、ロシアの211回が続きました。
中国機へのスクランブルは前年から58回増加し、沖縄本島から宮古島間の上空や対馬海峡上空など11回の特異な飛行も確認されました。
一方、ロシア機へは前年から56回減少したものの最新鋭戦闘機「スホイ35」が初めて確認されました。
女性初の戦闘機パイロット
航空自衛隊は平成30年8月に防衛大学出身の女性戦闘機パイロット・松島2等空尉を新田原基地(宮崎県)に配属し、資格訓練を経て航空侵犯のある航空機へのスクランブルの任務につきました。
「F15」によりマッハ2.5で対戦闘機戦等訓練を繰り返し、急上昇や急旋回、急降下などジェットコースターの100倍以上のG(Gravitational Acceleration:重力加速度)を体感し、肉体的、精神的にも相応なタフさが要求される戦闘機パイロットです。
松島2等空尉は、「子どもの頃、トップガンを見て自由に空を飛びたい」と夢を叶えました。
「死」と隣り合わせ
4月9日には航空自衛隊三沢基地所属の最新鋭戦闘機ステルス戦闘機「F35」が青森県沖で墜落し、防衛省では操縦士の平衡感覚を失う「空間識失調」に陥り、墜落したと報告しました。
戦闘機パイロットの任務が「死」と隣り合わせであることを改めて認識させた事件であり、パイロットの声は、何かあったら真っ先に命を落とす可能性のある職業ともいいます。
厳しい任務に向き合えるのは自衛官という誇りを感じているからで日本の「トップガン」も高いモチベーションを自衛官全体に浸透させていただくことを期待します。
●関連記事「中国・印の軍備競争に日本が参戦?排水量19,500t 海上自衛隊最大、ヘリ空母型護衛艦「いずも」8月6日進水に米・中メディア反応!」[2013.8.28配信]
[2019.7.16]
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