◆二十四節気◆平成26年1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆
◆二十四節気◆平成26年1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆
1月5日19時24分「小寒:しょうかん」です。旧暦12月、丑(うし)の月の正節で、冬至後15日目。新暦1月5日か6日頃にあたります。天文学的には太陽が黄経285度の点を通過するときをいいます。
この日をもって「寒の入り」とし、寒中見舞いが出されます。この日から節分までを「寒・寒中・寒の内」といい、約30日間ほど厳しい寒さが続きます。
小寒とは寒さがまだ最大ではないといった意ですが、季節は本格的な冬です。「小寒の氷、大寒に解」の例えのように、実際には小寒の頃のほうが、寒さが厳しいようです。
ちなみに諺の意味には「物事が必ずしも順序どおりにはいかない」という意が含まれています。
暦便覧では「冬至より一陽起こる故に陰気に逆らふ故、益々冷える也」と説いています。この日をもって「寒の入り」とし、寒中見舞いが出されます。
「寒中見舞い」は、暑中見舞いに比べると出す人は少ないようです。年賀状を出すのが遅くなってしまった場合や、喪中に年賀状が届いた人への返信に利用一般的です。
小寒から4日目を「寒四郎」、9日目を「寒九郎」と呼んでいます。
「寒四郎」は麦作の撰日(予想日)とされ、この日にの天候によって、収穫に影響があるとされてました。晴れだと豊作で、雨や雪だと凶作になるという事です。
また、寒九郎は「寒九の雨」といって、この日に雨が降ればその年の豊作の兆しとして、農家では喜ばれました。
◆◆「七十二侯」 ◆◆
◆初候「芹乃栄」(せり すなわち さかう)
◇空気が冷え、澄みきるようになり、芹がよく生育する時節。
◆次候「水泉動」(すいせん うごく)
◇地中では凍った泉が動き始める時節。水泉=わき出る泉。
◆末候「雉始雊」(ち はじめて なく)
◇雄の雉(キジ)が鳴き始める時節。
◇「黄梅」おうばい◇木犀科 ソケイ(ジャスミン)属
学名:Jasminum(ジャスミン)は、アラビア語の「yasmin(マツリカ)」の名に由来。別名:迎春花
原産は中国。江戸時代初期に渡来。開花時期は1月10日から3月20日頃。鮮やかな黄色の花が咲き、昔から鉢植えや盆栽などに利用されています。枝は横に伸びて地上を這う性質で、花が咲く時には葉は出ていません。
黄色い花が梅に似ていることと、同時期に咲くことから「黄梅」という名がついていますが、本来「梅」とは関係なく、ジャスミンの仲間ですが、香りはありません。
中国では、旧正月(2月)に咲き出すことから「迎春花・げいしゅんか」と呼ばれ、吉兆の花、めでたい花とされます。
花言葉は「恩恵」「優美」「控えめな美」など。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
東日本大震災発生から3年目です。東日本大震災以来、日々に気象に変化を感じます。例年だと、暮れから正月を経て「小寒」の時期には、水仙など冬の花の開花期に重なって、道端の片隅に季節を感じられます。東北、北海道地方での記録的な豪雪や暴風雪は、私達の生活環境に変化することを示唆しているのかもしれません。
暮れから正月の初詣で、咳をしている方を見かけます。風邪の予防は手洗いうがいマスクに厚着です。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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