◆二十四節気◆平成25年2月18日「雨水(うすい)」です。◆
◆二十四節気◆平成25年2月18日「雨水:うすい」です。◆
2月18日21時02分「雨水」です。旧暦正月、寅(とら)の月の中気で、新暦2月18日か19日頃。立春後15日目にあたります。天文学的には、太陽が黄経330度の点を通過するときをいいます。
天からの雪が雨に変わり、積った雪が溶け始めるころ。「雪散じて水と為る也」と暦林問答集にあるように、今まで降った雪や氷が解けて水となり、雪が雨に変わって降るの意が「雨水」です。
また、暦便覧には「陽気地上に発し、雪氷とけて雨水となればなり」と説かれています。
この頃から寒さも峠を越え、春の息吹が感じられます。昔から「雨水」の日を目安にして農耕など畑仕事の準備を始めます。
暖かい日和が続き春一番※が吹き、鶯(うぐいす)※の声が聞かれるようになります。
※春一番=気象庁では立春から春分までで、日本海で低気圧が発達し、南寄りの風(東南東から西南西で風速8メートル以上)が吹いて、暖かい風の影響で気温があがる現象のことと定義されています。
※鶯(うぐいす)=スズメ目ウグイス科ウグイス属の野鳥。日本三鳴鳥のひとつ。「ホーホケキョ」とさえずります。
鶯は早春、梅の咲く頃にさえずり始めることから「春告鳥(はるつげどり)」とも呼ばれます。日本全国に分布し、冬季は暖かい土地へ移動して冬を越します。
野辺見れば 若葉つみけりむべしこそ 垣根の草も春めきにけれ(紀貫之:拾遺集)
次の二十四節気は3月5日「啓蟄(けいちつ)」で、3月20日「立春」前の二十四節気です。
◆初候「土脉潤起」(どみゃくうるおいおこる・つちのしょううるおいおこる)
◇雨が降って土中に湿り気を含み出す時節。脉(みゃく)=脈の俗字。潤い=降雨があること。
◆次候「霞始靆」(かすみはじめてたなびく)
◇霞がたなびき始める時節。来る春への期待がふくらむ頃。
靆(雲へんに逮)・たい=たなびく。古訓で、霞や雲が薄く層をなして横に長く引く意。
◆末候「草木萠動」(そうもくきざしうごく・そうもくめばえいずる)
◇草木が芽吹き始める。
◆◆「2月雨水の花」◆◆
「桃:もも」(桃、学名 Amygdalus persica)はバラ科 モモ属の落葉小高木。
または、その果実のことを指します。
春には五弁または多重弁の花を咲かせ、夏には水分が多く甘い球形の果実を実らせます。原産地は中国。食用・観賞用として世界各地で栽培されている。
花は淡い紅色であるものが多いく、白色から濃紅色まで様々な色のものがあります。五弁または多重弁で、多くの雄しべを持ています。花の柄は非常に短く、枝に直接着生しているように見えます。
観賞用の品種(花桃)は源平桃(げんぺいもも)・枝垂れ桃(しだれもも)などがあり、庭木や華道での切り花としてこの季節に用いられています。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
今年は度重なる寒波の影響で、日本海側は記録的な豪雪です。気象庁では記録的な寒波で豪雪が続くと報じています。雨水の頃になると水戸偕楽園をはじめ、各地の梅の名所で「梅祭り」が開催されます。一昨年は、暖冬で梅の開花時期が早まってしまいましたが、今年は寒波の影響で梅祭りの時期にはまだ蕾のままです。
立春から暦の上では春ですが、今年は寒い日が続いていますが、春はすぐそこまで来ています。
読者の皆様、季節の変わり目です。体調を崩さないようお体ご自愛専一の程
筆者敬白
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