野望剥き出しの中国空軍、初の西太平洋上での爆撃機「轟6K」訓練!許すな,無法国家の空の暴走
中国空軍、台湾とフィリピン間を抜け西太平洋へ
中国空軍は3月30日、西太平洋での訓練を初めて実施したことを発表。軍用機は広東省から発進したと見られ,台湾とフィリピン間のバシー海峡を通って西太平洋に赴き、当日帰還したといいます。中国海軍は、沖縄本島と宮古島間を通過する遠洋訓練を「常態化」させており、同地域での軍用機の飛行も確認されるなど空の「常態化」も懸念されます。
中国は、AIIB(Asian Infrastructure Investment Bank:アジアインフラ投資銀行)の発足を主導するなど、金融市場での覇権奪取を目指しますが、領土への野心も相変わらず隠してはいません。
西太平洋の訓練は「中国の国防に必要なものだ」
中国空軍の報道官は3月30日,「今年の訓練計画の一環で、中国の国防に必要なものだ」と強調し,空軍が初めて西太平洋空域で演習を行ったことを明らかにしました。中国国防省では、空軍機の数や具体的な訓練内容について明らかにしていませんが,中国共産党の機関紙「人民日報」は、今回の訓練は新型の爆撃機「轟6K」が投入されたと報じました。
旧ソ連製の爆撃機をコピー「轟6K」
「轟6K」は、旧ソ連製の爆撃機「ツボレフ」をモデルとして製造された国産機。射程距離は2,500kmの巡航ミサイルも搭載可能で航続距離は6,000kmにも及ぶとしています。台湾やフィリピンだけでなくグアムやハワイも射程距離に入りました。
中国空軍は今後,海軍だけでなく空軍も活動範囲を広げており,西太平洋での遠洋訓練が「常態化」する可能性も出てきました。
中国、尖閣諸島含む東シナ海に一方的に防空識別圏を設定
中国は平成25年11月、尖閣諸島を上空を含む東シナ海の広い範囲に一方的に防空識別圏を設定。それ以降,この空域での中国の戦闘機が相次いで自衛隊機に異常接近するなど相変わらず挑発行為を繰り返しています。
中国空軍は、今回の訓練について中央政府から予算を得るためのデモンストレーションともみられ、これまで海軍がリードしていた軍事予算を空軍へ入れ替えるなど存在感を高めています。日本は,空の上で繰り広げられる無法国家の暴走は許してなりません。
[2015.4.11]
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