純国産にこだわる韓国初のリニアモーターカー、トラブル続きで営業運転が絶望的!自国内からも冷ややかな声
仁川国際空港と龍遊結ぶ6.1kmの「仁川空港マグレブ」
韓国初の商用リニアモーターカー「仁川空港マグレブ」は、昨年の営業運転の開始予定が再びトラブルで遅れ,未だ開通しない韓国リニアに自国内でも冷ややかな声が出始めています。
韓国リニア・マグレブは、韓国・仁川国際空港と龍遊(ヨンユ)間を結ぶわずか6.1kmの路線で最高速は110km。日本で平成17年「愛・地球博」に合わせ営業運転を開始した愛知高速交通東部丘陵線(リニモ)と同様の仕組み。日本では9年前にスムーズに開通した都市型リニアですが、純国産にこだわる韓国リニアは、平成24年開通予定からトラブル続きで大幅に開通が遅れています。
完工直後のチェック、641件に問題
韓国リニアは,平成22年に着工し24年11月に第一区間6.1kmの工事を終えたものの、営業運転の開始予告と延期を繰り返し正式開業に至っていません。完工直後のチェックでは641件の問題点が見つるなど課題は山積みです。
聯合ニュースなどによると、昨年7月以降の試験運行でも、未だ161件のシステム障害があり、列車自動運転装置など重大なシステム障害も含まれているとしています。地元の仁川市では、運行開始を今年6月以降に延長するよう求める検討に入りました。
国家プロジェクトの意地?
韓国リニアは、国家研究開発事業として始められ韓国政府や仁川市、仁川空港公社などが約440億円を投じた国家プロジェクト。都市型リニアを日本に続き世界で2番目に実用化した韓国の鉄道技術を、昨年の仁川アジア大会で国内外にアピールするはずでしたが撃沈。
韓国は開発当初より,自前のリニア技術をロシアやインドネシア、アラブ首長国連邦へ輸出する計画でしたが、国内の実用化すら進まぬ状況では技術輸出もままなりません。
家電、自動車、スマホはパクレたが・・
韓国は、これまで日米などの家電製品や自動車,スマートフォンなど日本の技術を流用し独自にオリジナル製品を開発。安い人件費で製造された製品は、あっという間にアジアなどMade in JAPANの市場を奪っていきましたが、リニアの技術は十分にパクレなかったようです。
鉄道は,万一トラブルとなれば多くの人に被害が出ます。営業や輸出など目先の利益と、安全確保をてんびんにかけるようなことはないと祈るばかりです。
[2015.1.7]
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