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首都圏からも人気,京都で「億ション」の販売ラッシュ!資産価値で選ぶか使用価値で選ぶかの選択肢が重要

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寺社や名跡、ほかの地域にない魅力
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京都市の中心部に「億ション」が次々に建設されています。マンション価格は、全国的に消費税増税を受けて発売が先送りとなったり、値ごろ感のあるマンションが増えるなか、強気な市場となっています。寺社や名跡などに近い古都らしさがほかの地域にはない魅力となり、首都圏など遠くからも買い手が集まっています。
建築現場では、人手不足による建築費の高騰で、マンション価格が都心でも約2割ほど上昇した感があるものの、売れ行きは好調。相続税対策や外国人の不動産投資の影もみられます。

風情残す人気の田の字エリア
東は河原町通りから西は堀川通り、南は五条通りから北は御池通に囲まれる「田の字エリア」は、京都らしい格子状の道に町家が点在する古くからの街並み。創業数百年の老舗旅館が立ち並び外国人にも人気のスポットとなっています。
野村不動産は,坪庭で有名な俵屋旅館を南に見下ろす一等地に10階建ての高級マンションを建設。総戸数は43戸ですべてが1億円以上の「億ション」ではないものの、最低価格は約7,000万円。最も高い部屋は、104平方メートルの広さで約1億4,000万円。内装は床や壁に木材を多く使用し、うぐいす色や柿色など配色され古都らしさにこだわっています。

億ションへ問合せは1千件以上、2割は首都圏から
野村不動産によると、高級マンションの売り出しは今月下旬の予定であるものの、問合せは1千件を超えるといいます。このうち約2割は首都圏からの問合せで中高年が多いと打ち明けます。
田の字エリアから外れてはいますが、近鉄不動産が今夏に発売した下鴨神社の北東そばのマンションはテラスから高野川が眺められる物件。最高価格は1億685万円、平均価格は8,700万円と京都では最高級マンション。販売戸数24戸のうちすでに6戸が販売済みです。

京都御所東側の国有地入札,最低売却額の3倍
昨年9月には、三菱地所が京都御所の東側にある国有地約5,000平方メートルを63億円で入札。近畿財務局が設定した最低売却額の3倍以上となりました。京都市の中心部では、億ションに欠かせない広さのある土地が出にくく,開発業者の取り合いは激化しています。
マンション購入には、資産価値で選ぶか使用価値を優先するかで大きく選択肢が変わります。いつか売却するのであれば多少高くても人気のエリアで選び,ずっと住み続けるのなら、自分の年齢なども考え生活に便利な場所を選ぶべきでしょう。

[2014.11.14]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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