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気象庁:ゲリラ豪雨を細かく予測!レーダー処理精度高め「高解像度降水ナウキャスト」公開開始

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解析単位:1km四方から250m四方へと拡大
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気象庁は8月7日、従来より詳細なエリアの降雨域の分布を予測する「高解像度降水ナウキャスト」の提供をネット上で始めました。解析できる最少単位は、これまでの1km四方から250m四方へと拡大。雨の強さや雨雲の動きを精密に予測します。
気象庁では,レーダーの処理精度を高めたほか,国土交通省や地方自治体などが持つ、全国約1万ケ所の雨量計の観測データも活用。雨の強さを8段階で色分けし,各地で被害をもたらすゲリラ豪雨などへの警戒に役立てます。

急激に発達する積乱雲の解析は未だ・・
気象庁では,この情報提供で積乱雲の移動に伴う雨の変化を把握できると期待する一方,短時間で急激に発達する小さな積乱雲については依然難しいとしています。
気象庁はこれまで,平成16年からレーダーで積乱雲の移動を予測する「降水ナウキャスト」をネット上で公開。ゲリラ豪雨など局地的、短時間での予測は難しかったものの「高解像度降水ナウキャスト」の公開でほぼ正確に予測できるとしています。

相次ぐゲリラ豪雨の被害
7月には長野県南木曽町で局地的大豪雨による大規模な土石流が発生したり、名古屋や新潟の都市部でも冠水などが相次いでいます。レーダーのさらなる技術向上で地域の防災が期待されます。
気象庁は8月7日、気象衛星「ひまわり」の8号機を10月7日に種子島宇宙センター打ち上げることを発表。現行機より鮮明な観測データを頻繁に集めることが可能で、ゲリラ豪雨や竜巻などの予測精度の向上が期待され,防災に大きな威力が発揮されます。

ひまわり8号機:カメラの性能はこれまでの2倍
8号機に搭載されるカメラの性能は既存機の約2倍。水と氷を識別し積雪や海氷の範囲を特定できる近赤外線画像の撮影も可能となります。また既存機で約30分かかっていた衛星から見える全範囲の観測所要時間も10分に短縮。日本付近に限ればわずか2分半で観測可能です。
8号機の運用は来年7月頃を予定。気象庁では、最新鋭の気象衛星の打ち上げは世界初とし「日本はもとより世界の気象監視に貢献したい」と、日本の気象衛星技術が世界へ披露されます。

[2014.8.12]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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