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新車販売「アクア」再びトップ!ライバル「フィット」は痛恨のリコールで7位後退

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4ケ月連続トップのフィット抑えアクア、新車販売首位
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日本自動車販売協会連合会は3月6日、2月の国内新車販売台数でトヨタ自動車のアクアが2万3,973台と5ケ月ぶりに首位になったことを発表。前月まで4ケ月連続トップだったホンダのフィットは1万8,303台と7位に後退しました。
アクアは、昨年10月以降,フィットに首位を譲っていたものの12月に一部改良し燃費性能を37.0kmに高め、フィットから燃費世界一も奪還。トップへ返り咲きました。

フィット:1月には前年の3倍を販売、リコールがなければ・・
一方,フィットは、1月に前年同月の約3倍の販売を記録したものの2月にHV(ハイブリット)変速機の制御システムに不具合があり出荷を一時時停止。再び首位をアクアに引き渡しました。
2位にはトヨタのプリウス。3位には、ダイハツのタントが前月比72/8%増と大幅に伸ばしました。2月の車名別新車販売ランキングは、HV車が3種,軽自動車が7種と燃費性能を重視する消費者ニーズが反映されました。

米カリフォルニア州1位はプリウス
低燃費ニーズは、大型エンジンでガソリンをまき散らすイメージの強い米国でもみられます。米国最大の新車市場であるカリフォルニア州の昨年の新車販売では、トヨタのプリウスが2年連続で首位となりました。米国トヨタ販売は,カリフォルニア州で販売されたHV車の2台に1台がプリウスファミリーと説明しています。
カリフォルニア州は,米国でも燃費,環境に対する意識も高く充電インフラの整備も進んでいます。プリウスのプラグインハイブリッドなど販売拡大にも追い風となりそうです。

自動車各社、国内市場縮小で,米,新興国へ
昭和30年代のマイカーブームで自家用車の保有台数は右肩上がりで伸びてきましたが、バブル崩壊後は円高や国内の消費低迷で自動車各社は米国や中国など新興国を主要市場とし拡大してきました。平成20年、リーマンショックの影響により海外市場でも自動車販売台数は急落するなど自動車産業は低迷しました。
国内では,アベノミクスの影響も大きく消費税増税の駆け込みもみられ昨年の新車販売は回復傾向。円高や東日本大震災,タイの大洪水など自動車産業は逆風でしたが今後の巻き返しが期待されます。


[2014.3.18]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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