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経済効果は4.3兆円!世界最大の「ILC国際リニアコライダー」計画/世界的研究都市誘致へ、日本からは「背振」「北上」2地域が名乗り

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「未知の素粒子」発見目指すILC計画
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ご存知の方も多いかと思いますが、いま日本で「ヒッグス粒子に続く」とも言われる未知の素粒子を探すための国際共同実験施設を誘致する動きが広がっています。国際リニアコライダー(ILC:International Linear Collider)と呼ばれるこの施設は、宇宙の成り立ちの解明を目指す世界最大の実験施設で、世界の物理学者たちが中心になり、国際的な協力で世界のどこか1か所に建設することを目指しています。
「リニア」は「直線」、「コライダー」は「加速器」という意味で、地下に全長30kmに及ぶ直線状の巨大加速器をつくり、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子の衝突実験を行う計画です。

ビッグバン再現で宇宙の謎に迫る
人類のような生命も含め、この宇宙を作り出している最も基本的な粒子を調べる素粒子物理学の研究は、この半世紀の間に大きく進んでいます。しかし、昨年「ほぼ発見」とされたヒッグス粒子を含めても、これまでに人類が発見したものは、宇宙全体の僅か4%にすぎないとも言われています。
このILCでは、現在達成しうる最高エネルギーで電子と陽電子の衝突実験を行うことで、宇宙が誕生したビッグバンの直後の状態を再現。衝突によって生み出される粒子の中に、私たちがまだ知らない新たな粒子が含まれていないか探し出すほか、宇宙創成の謎、時間と空間の謎、質量の謎の解明にもつながるとも見込まれています。

「研究者の理想実現」総工費は8,300億円、経済効果は4.3兆円!
スイスには、昨年ヒッグス粒子をほぼ発見した1周27kmの円形加速器がありますが、円形の場合、進むたびに粒子のエネルギーが失われてしまう問題があります。ILCは世界の素粒子物理学者が理想とする実験を行う施設。ILC計画を進めるために、欧州・米国・アジアの3極の素粒子物理学者による国際共同研究チームが結成されました。
研究チームの発表によると、総工費は8,300億円、建設から30年間の経済効果は4兆3,000万円に上るという試算も出されました。

4か国が候補地に名乗り
ILCを巡っては、日本をはじめ、スイス、アメリカ、ロシアの世界4か国が候補地とされ、日本では、福岡県と佐賀県にまたがる「脊振山地」と、岩手県の「北上山地」の2か所が名乗りを上げています。日本国内では今年7月までに候補地が一本化される見通しで、その後、各国による協議で最終的な候補地が決まり、2020年代半ばの完成を目指すとしています
実験施設の運用が始まると、世界中から常時、数千人の研究者が集まり、新たな知の拠点となる国際都市が誕生。家族も含めておよそ1万人が滞在することになるとみられ、毎年およそ600億円の経済効果があると見込まれています。

施設や装置の開発では日本の最先端の技術力を発揮でき、産業振興の起爆剤になることも期待されるILC計画。日本が新たな「科学技術立国」を目指す契機となるか、今後も注目して参ります。

[2013.5.23]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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