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BMW:トヨタのハイブリッド技術が欲しい!「技術提携拡大」でエコカー競争力を向上

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昨年の提携からさらに環境技術相互供与に拡大
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独BMWとトヨタは昨年12月、環境分野で中長期的に技術提携することで合意。トヨタは、BMWから環境性能に優れたディーゼルエンジンをトヨタヨーロッパに供給。両社は、EV(電気自動車)などに搭載されるリチウムイオン電池の共同研究をすると発表しました。
さらに今年6月29日には、燃料電池車など環境技術の相互供与において提携内容を拡大。スポーツカーの開発や車体軽量化などの共同研究も進めます。昨年の提携から、より踏み込み厳しさが増す世界エコカー開発競争を優位に進めます。

原油高騰懸念!世界で高まるエコカーニーズ
BMWは、既に炭素繊維を使い軽量化に成功した技術をトヨタに供与する一方、トヨタはガソリンエンジンと電気モーターを併用するHV(ハイブリッド)について開発中の次世代技術をBMWに供与します。
トヨタは平成9年、世界初のHV車プリウスの量産販売を開始。世界的に高い評価を得ました。その後、より高い燃費性能を追求し先端技術を次々に開発。現在も高圧水素のHVや家庭で充電可能なプラグインHVの開発を行っています。原油高騰などの懸念から世界ではHVなど環境配慮車へのニーズが高まっており、自動車メーカーではHV車開発が重要課題となっています。

トヨタ:燃料電池車の技術供与は初!
トヨタは、すでにHV技術をめぐり米フォード・モーターと共同開発で合意しておりマツダに技術を供与していますが、水素と酸素を反応させた電気で走る燃料電池車の技術供与は初となります。トヨタは平成27年を目処に燃料電池車を発売する予定で、最先端エコカー技術で世界を主導したい考えです。
両社協業でエコカー技術の世界標準化を目指し、3年後には、炭素繊維で高強度・軽量化された燃料電池車のスポーツカーが見られそうです。

BMW:北米、日本市場にはユーティリティ性高いHV技術は不可欠
BMWのホームマーケットである欧州は、HV車への注目度は低いものの、エコカー需要の高い日本や北米ではBMW人気は高く、HV車の投入は欠かせません。
BMWは平成17年、米ゼネラルモーターズなどと共同でHV開発によりHV車を発売していますがシステムは中大型車向け。トヨタの持つ幅広い車種への展開には限界があり、今後の日本、北米市場へのHV車投入にトヨタのHV技術は不可欠との判断です。「ミニ」や「ロールスロイス」を復活させたBMWの質の高いブランディング戦略は、「技術大国・日本」を一層不動のものにしてくれるでしょう。

[2012.7.23]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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