パリで日本の駅弁の試験販売開始。弁当=BENTOは日本の食文化の輸出でもある!
シャロレー牛のすき焼き風BENTOも
JR東日本が、12月1日から2か月間、パリの玄関口であるリヨン駅構内で、「駅弁」を販売します。和食ブームが広がる欧州のなかでも、フランスは特に親日家が多い国。評判がよければ、本格的に売り出すそうです。食事は食堂車でという欧州・長距離列車の風景が、一変するかもしれません。
同社は、同駅構内に専用店舗「駅弁 EKIBEN」(約16平方メートル)を設け、ご当地食材のシャロレー牛をすき焼き風に味付けした和風弁当「BENTO PARIS-LYON(パリ・リヨン弁当)」や、日本の伝統的な幕の内弁当、おにぎり弁当など5種類を売ります。価格は1個が8~15ユーロ(約1090~約2040円)。フランスでは、日本の弁当が「BENTO」として認知されつつあり、勝算はあります。隣接するスペースでは駅弁の歴史も紹介します。
日本の食文化の輸出でもある
この海外事業を直接、担うのが、同グループの「日本レストランエンタプライズ」(NRE)。すでに、シンガポールや台湾で駅弁の催事販売を行っており、今回は、さらなる可能性の追求となりました。欧州では、長距離列車の乗客が車中で口にするのはサンドイッチなどで、ほどよく腹にたまり、しかも美味である「BENTO」は可能性を秘めています。これは、食文化の輸出でもあるのです。
近い将来、大ヒットしたフランス映画で、乗客の役者が「BENTO」を食べていたらと考えると、ワクワクしますね。旅の風景の小さな変化が、巡り巡って日本経済に好影響を与えるかもしれない。ちなみに、リヨン駅はパリ市の中心部にありますが、パリの南東約400キロのリヨン方面に向かう列車が多く発着していることから、こう呼ばれています。
[2015.11.13]
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