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羽田、成田空港発着枠の拡大!/新滑走路建設、五輪までに発着枠75万回から83万回に増

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平成42年には110万回に拡大
国土交通省は5月17日、羽田、成田両空港に発着できる航空便を平成32年の東京オリンピック・パラリンピックまでに今年度の1割増、年間83万回に増やす方針を示しました。両空港に新たな滑走路を建設し、東京上空の飛行制限を緩和。東京五輪のさらに10年後には5割増の110万回を目指します。
安倍政権は、訪日客数を平成32年に2,000万人、42年には3,000万人の目標を掲げ、両空港の発着枠増加は欠かせないものとなっています。
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東京、神奈川の上空、低騒音の旅客機を活用
計画では、羽田空港での飛行ルートの規制を緩和し東京、神奈川の市街地上空を飛行可能にして4万回増便。これまで騒音対策で東京湾上空を飛行していましたが、低騒音の旅客機を活用して地元の理解を得るとしています。
一方、成田空港は誘導路の新設などで4万回増やす方針。3本目の滑走路を約1,200億円で増設する計画も示しました。国土交通省は、計画案を有識者会議に提案。周辺自治体や航空会社などと具体的な協議に入ります。

羽田国際便発着枠拡大で訪日客33%増
日本政府観光局が5月21日に発表した4月の訪日客は、前年同月比33%増の123万1,500人と2ケ月連続で過去最高を記録。今年3月に羽田空港の国際線の発着枠が拡大されたことが訪日客増加の一因となっています。
羽田効果で宿泊や小売業に賑わいがみられますが、東京都心のホテルではほぼ満室状態。東京五輪まで2,000万人訪日の目標にホテルや交通網などインフラの充実も課題となります。

4月免税売上高:過去最高60億円突破
日本百貨店協会によると4月の訪日客の免税売上高は、初めて単月で60億円を突破し過去最高を記録。免税売上高は、昨年度384億円でしたが今年度は500億円に達する見込みです。
航空便の発着枠は、成田空港で今年度中に30万回まで増える見通しで羽田空港と合わせ75万回となります。東京五輪までに発着枠が増えればそれだけ、観光客が増え、都内の商業施設や有名な観光地がにぎわいます。

[2014.5.28]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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