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ペット市場拡大中。2016年1兆4845億円規模に。犬、猫の健康や高齢化対策商品も

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日用品の相手は人から"家族同然の存在"へ
犬や猫などの飼い主にとって、ペットは、家族同然の存在です。「飼う」存在というよりも、一緒に暮らす家族といったほうが適当なのでしょう。その"家族"の健康や高齢化を気遣った新製品が、相次いで市場に出てきます。担い手は、これまで"人"を相手にしてきた日用品メーカーです。

ペット関連は1兆4845億円市場に
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ペットフード協会によると、犬や猫の全国の飼育頭数は、平成28(2016)年で約1973万頭にのぼりました。どちらかというと猫の人気が高く、犬は5年前に比べ、182万頭減っています。しかし、ペットにかけるお金は犬、猫ともに増え、矢野経済研究所の調査では、平成28(2016)年度のペット関連市場は5年前から5.6%増の1兆4845億円になり、今後も堅調に伸びそうです。
 
犬・猫用歯ブラシ、利用者は23%に急増
この市場拡大を見込み、ライオン子会社のライオン商事(ライオン商事(株):東京都墨田区 永井隆志社長)は今年4月、犬・猫用の歯ブラシ新商品「ペットキッス 指サック歯ブラシ」に発売します。ぐにゃりと曲がるうえ、先端のブラシも小さくし、奥歯まで磨けるようにしました。想定価格は税込み650円前後。同社によると、歯ブラシを週1回以上使う犬の飼い主は、平成25(2013)年の9%から平成28(2016)年には23%に増加したそうです。新市場の誕生です。
 
高齢化対策も欠かせない
花王(花王(株):東京都中央区 澤田道隆社長)は、猫のために、尿を吸収するマットを敷き、体調が優れない時にはその尿を確認できる新しいトイレを販売します。ユニ・チャーム(ユニ・チャーム(株):東京都港区 高原豪久社長)が目指すのは、犬の高齢化対策。床ずれなどを防ぐ介護マットや、皮膚炎を防ぐシートなどを動物病院向けに売り出し中です。

[2017.2.15]

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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