観光地ランキング第1位「日本」「東京」:ガーディアン紙(英国)/米国では「京都」!:コンデ・ナスト・トラベラー誌
「日本」「東京」第1位/ガーディアン・トラベル・アワード2011
英国の日刊紙「ガーディアン(Guardian)」が発表した満足度の高い観光地ランキング、「ガーディアン・トラベル・アワード2011(Guardian Travel Awards)」の長距離国別部門に「日本」と、海外都市部門で「東京」がともに第1位に選ばれ初のダブル受賞となりました。
ガーディアン・トラベル・アワードは、英国の高級3大誌のガーディアンが主催しており、22部門の各賞は読者の満足度投票で決定しています。国別で「日本」の満足度は98.9%、都市別で「東京」は98.2%と非常に高い満足度です。日本の"おもてなし"や、緊急時の"冷静さ、規律正しさ"も評価のポイントになったに違いありません。口コミでの広がりや、リピート客の固定化に期待です。
伝統維持に注力し観光事業を拡大「京都」昨年2位から1位へ
一方、米国では富裕層向けの旅行雑誌「コンデ・ナスト・トラベラー(Condé Nast Traveler)」が行っている「リーダーズ・チョイス・アワード2011(Readers' Choice Awards)」のアジア都市部門で「京都」が初の1位を受賞しました。リーダーズ・チョイス・アワードは、28,000人以上の読者の投票によって都市やホテル、リゾート、航空会社など各部門で授与されており、昨年2位だった京都が初の1位を受賞しました。
門川京都市長は、「観光資源の伝統維持に注力し観光事業を拡大、海外へ発信。京都ブランドの構築の努力が実を結んだ」とコメントしています。
東日本大震災、福島原発事故があっても高い観光地ニーズ
同じ時期に英国と米国で権威ある観光地ランキングで日本や日本の都市が第1位に選出され、ともに高い評価を受けました。3月11日の東日本大震災や、原発事故の風評はあったものの、日本や各都市が好評価を得られたことは日本の観光地に高いニーズがあることの証にもなりました。
JNTO(日本政府観光局)では、ロンドン事務所、ニューヨーク事務所がそれぞれ授賞式に出席。ビジット・ジャパン事業の一環として震災以降、日本の安心・安全を発信してきた成果となりました。震災以降、訪日外国人観光客は減少するものの、今回の受賞を機に旅行者を日本へ呼び戻したいところです。
ビジット・ジャパン事業:訪日外客数の落ち込み、月ごとに回復
JNTOでは訪日外国人観光客の拡大に向け、海外の13事務所で現地旅行会社や航空会社を招き、説明会やセミナーを開催。日本の観光地の現状や震災からの復興に向けた取組みなど訴えてきました。また、国土交通省観光庁とも連携し、ビジット・ジャパン事業の対象15市場で緊急対応事業を行うなど、観光大国へ向け一丸となっています。
JNTOによると9月の訪日外客数は、539,000人と過去最高だった前年同月から24.9%減となりましたが、減少率は震災発生後の4月、62.5%減から月ごとに縮小してきました。今回の英米2つの1位受賞を契機に外国人観光客で溢れ、賑わう観光地を取り戻しましょう。
●観光庁HP(ビジット・ジャパン事業):http://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/kokusai/vjc.html
[2011.11.3]
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