iPhone新機種:24時間で予約台数過去最高、100万台超!名を残すノーベル賞級のイノベーション
24時間で100万台!iPhone4S過去最高の大反響
10月14日、米アップル社(Apple ,Inc./CEO:ティム・クック氏)は高機能携帯電話(スマートフォン)の新機種iPhone4Sを発売。同機は最新のソフトの搭載により処理速度は一層上がり、取り込んだデータをアップル社製の他端末とも共有・管理できるという新たなクラウドサービス「iCloud」も注目を集めています。
iPhoneは、日本国内ではこれまでソフトバンクモバイル株式会社(東京都港区東新橋1-9-1、代表取締役社長:孫正義氏)による独占販売となっていましたが、KDDI株式会社(東京都千代田区飯田橋3-10-10、代表取締役社長:田中孝司氏)も提供に参入とのこと。発売1週間前の10月7日に予約受付を開始しましたが、その後24時間で受付件数は100万台を突破。この数字は前モデル「iPhone4」のおよそ60万台を大幅に上回り、アップル製品の初日予約件数の最高記録を更新しました。
追悼の林檎供わる/アップル創業者:スティーブ・ジョブズ氏逝去
アップル創業者であり、今年8月まで同社CEOを務めたスティーブ・ジョブズ氏は4S機の正式発表(10月4日)の翌日に逝去されました。ジョブズ氏の死を悼む人々によってアップル社の前には花束や林檎が積み上げられた様子をニュースで見て、彼の功績の大きさを改めて実感しています。56歳という早すぎる死により、iPhone4Sは惜しくも彼の「遺作」となった形ですが、今後も人類の技術が絶え間なく進化し続けることを期待していることでしょう。
数十年先のIT産業の年表には、スティブ・ジョブズ「生前前」と「死去後」と一つの区切りをつくるでしょう。今年もノーベル賞が発表されていますが、ノーベル・イノベーション賞と新しい部門をつくってくれるかもしれません。
ノーベル賞:異例の死後受賞!医学生理学賞:ラルフ・スタインマン氏
スウェーデンのノーベル財団は今年もノーベル賞受賞者を発表しました。賞の授与については「死去した人物には授与しない」との規定が昭和49年に定められています。ところが今回、ノーベル医学生理学賞受賞が決定した後に死亡した米ロックフェラー大学教授:ラルフ・スタインマン氏(享年68歳)への賞の授与について議論されていました。スタインマン氏は闘病中も「死んだら賞はもらえないから頑張らないと」と語っていたとのこと。結局、財団側は「発表から授賞式までの間に死亡した場合はそのまま受賞できる」とした除外条項を適用できると判断。無事、受賞の運びとなりました。
無念、幻のノーベル文学賞受賞/満100歳!「スーパー高齢者」日野原重明氏
国内では近年、作家:村上春樹氏の受賞が待望されていますが、今年も残念ながら受賞には至らなかったようです。文学賞はこれまでに川端康成氏(昭和43年)、大江健三郎氏(平成6年)が受賞していますが、『砂の女』や『箱男』などを著した阿部公房氏も、存命ならば受賞確実だったと語られています。存命の人物にしか授与されないノーベル賞ですが、厳正なる審査選定を経るため、実際には研究成果発表から何十年も経過してから受賞することもしばしば。名を残すコツは長生きとも言えましょう。
聖路加国際病院理事長の日野原重明氏は10月4日、満100歳の誕生日を元気に迎えられました。今も講演活動などで全国を精力的に飛び回る姿には敬服するばかり。今後の更なるご活躍をお祈り申し上げます。
[2011.10.14]
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