平成23年4月20日二十四節気「穀雨(こくう)」です。
■4月20日 二十四節気「穀雨」こくう■
4月20日19時17分「穀雨」です。旧暦3月、辰の月の中気で、新暦4月20日頃。天文学的には太陽が黄経30度の点を通過するときをいいます。
「穀雨:こくう」とは「百穀を潤す春雨」のことです。この頃は春雨のけむるがごとく降る日が多くなり、田畑を潤して穀物などの種子の生長を助けます。種まきの好機です。
雨が長引けば即ち「菜種梅雨:なたねつゆ」です。菜の花の咲く頃の長雨のことで、これを「春霖:しゅんりん」ともいいます。
暦の上で春の季節の最後の二十四節気です。5月6日「立夏」で次の季節は夏の到来です。
■七十二候■
◆初候「葭始生」(よし はじめて しょうず)
◇葦(あし)が芽を吹き始める。
◇水辺に葦が芽を吹き出し始める時節。ヨシまたはアシ(葦、芦、蘆、葭)は、温帯から熱帯にかけての湿地帯に分布する背の高いイネ科の草の一種。
※ヨシという名は、「アシ」が「悪し」に通じるのを忌んで、逆の意味の「良し」と言い替えたのが定着したもの。関東では「アシ」関西では「ヨシ」が一般的です。
◆次候「霜止出苗」(しも やんで なえ いず)
◇霜が終わり稲の苗が生長する。
◇ようやく霜も終わりの頃となり、苗代では稲の苗が生長する時節。
◆末候「牡丹華」(ぼたん はな さく)
◇牡丹の花が咲く。
◇牡丹が大きな花を咲かせる時節。華く(はなさく)=花が咲く。
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆
穀雨の時期毎年の書き始めは「春雨が長引いて・・・」と書き始めるのですが、今年は例年とは事情が違います。穀雨の時期になってもいまだに余震が続いていて、福島で震度6、東京でも震度7のでした。
桜の季節の二十四節気です。穀雨を境に桜前線は東北地方に向かいます。被災地にも桜は咲きます。桜の開花を見ずに犠牲になった方々の数だけ桜吹雪が舞うことでしょう。今年の桜花には特別な意味が含まれているように感じます。
暖かくいい陽気になってきましたが、風の強い日は寒さを感じます。薄着でお風邪などお召しにならないようにお体ご自愛専一の程
筆者敬白
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