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平成23年1月20日二十四節気「大寒(だいかん)」です

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◆◆君1月20日19時19分「大寒」です。◆◆
旧暦12月、丑(うし)の月の中気で、天文学的には太陽が黄経300度の点を通過するときをいいます。冬の最後の二十四節気です。
 
一年で最も寒い季節で、極寒の絶頂期になります。各地で一年の最低気温が記録される頃。武道では、寒稽古※が行われます。酒や味噌などの仕込みの時期です。

沢は凍り付いていますが、蕗の花※が咲き始め、鶏が卵を孵し始めます。春も間近に迫っています。

110117_3.jpg※「蕗・ふき」「蕗の薹・ふきのとう」キク科フキ属の多年草:冬に黄色い花をつけることから「冬黄(ふゆき)」の略。語源はギリシャ語の「つば広の帽子」。原産は日本で、水が豊富で風の強くない土地に繁殖します。開花時期は2月10日頃~3月末。春の山菜の代表で、冬眠から目覚めた熊が最初に食べるのが「蕗の薹」だそうです。蕗の薹は、花が咲く前の柔らかいうちに食します。花が咲いたあと、地下茎を通じている葉の部分が延びてきます。この葉の茎の部分が「フキ」として食用になります。
 
※「寒稽古・かんげいこ」:寒の時期、武道や芸事の修練を行うことをいいます。寒さに耐えながら稽古をすることによって、技術を磨き、精神を鍛えるのが目的です。神道、修験道、仏教などで寒行と称して、海や川などの水に入ったり滝に打たれるなどの行を指します。
 
◆「七十二候」◆
◆初候「款冬華」(かんとう はなさく)
◇寒さ厳しい中に、蕗の薹(ふきのとう)がそっと蕾(つぼみ)を出す時候。款冬の花茎を蕗の薹といいます。厳冬に氷を破るように生えるところからの名。大寒の頃の花ですが、春の使者として俳句では春の季語に入れます。
 
◆次候「水沢腹堅」(すいたく ふくけん)
◇沢に氷が厚く張りつめる時候。
 
◆末候「鶏始乳」(にわとり はじめて にゅうす)
◇鶏が春の気を感じて卵を産み始める時候。または交尾し始める頃。
 
※鶏(けい)=鶏の異体字で、にわとりのこと。知時畜とも。※乳す(にゅうす)=鳥が卵を産むこと。

◆「寒の入り」「寒の内」◆
大寒は小寒から数えて15日目に当ります。この期間を「寒の入り」と言います。それに、大寒から立春までの15日間を合わせた30日間を「寒の内」と言います。昔から酒や味噌などの仕込みの時期とされています。

◆「二十日正月(はつかしょうがつ)」◆
正月の終わりとなる節目の日。この日をもって正月行事は終了とします。奉公人は正月祝いの納めとして仕事を休む「物忌み(ものいみ)」の日でした。

京阪神地方では、正月に用いた鰤(ぶり)の骨や頭を二十日の間、酒粕の中に入れておき、この日に取り出して牛蒡(ごぼう)や大根、大豆などと一緒に煮て食べます。これを「骨正月」ともいいます。

東日本では「棚探し」、岐阜県では「フセ正月」、岩手県では「二十日ワッパカ」といって、正月のご馳走や餅などを食べ尽くす風習があります。 山の神さま、田畑の神さまがお帰りになる日として、お供えものをするところもあります。

****編集後記****
正月も「大寒」の時期になりと通常の生活戻るどころか、すぐそこに2月がせまっていて2月3日が節分で2月4日が立春です。旧正月の習慣が濃いところは立春に「立春大吉」として正月祝いをとりおこなう習慣が残っています。
今年は、暮から正月にかけて寒波、豪雪で日本海側、東北・北海道では寒い日が続いています。新型インフルエンザが流行しているそうで、学級閉鎖も報じられています。
季節の変わり目で体調を崩しやすい時期です。読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白

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八木宏之プロフィール
セントラル総研・八木宏之
株式会社セントラル総合研究所 代表取締役社長。連帯保証人制度見直し協議会発起人。NPO法人自殺対策支援センターLIFE LINK賛同者。
昭和34年、東京都生まれ。大学卒業後、銀行系リース会社で全国屈指の債権回収担当者として活躍。平成8年、経営者への財務アドバイスなどの経験を活かし、事業再生専門コンサルティング会社、株式会社セントラル総合研究所を設立。以来14年間、中小企業の「事業再生と敗者復活」を掲げ、9000件近い相談に応えてきた。
事業再生に関わる著書も多く出版。平成22年5月新刊『たかが赤字でくよくよするな!』(大和書房)をはじめ、『7000社を救ったプロの事業再生術』(日本実業出版)、『債務者が主導権を握る事業再生 経営者なら諦めるな』(かんき出版)、平成14年、『借りたカネは返すな!』(アスコム)はシリーズ55万部を記録。その他実用書など数冊を出版している。
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