東京都知事選ドラマの結末

都知事選挙 現職立候補、負けなし13連勝!

令和6年7月の東京知事選挙は過去最多の56人が立候補して、7月7日に投票が行われました。現職の小池百合子氏(71)が、3回目の当選を果たしました。

下馬評では「小池百合子候補の圧勝」という大方の予想通りの選挙結果でした。

これで12回連続の現職不敗が継続され、今回の都知事選は現職負けなしの13連勝という記録も更新されました。やはり現職が強い東京都知事選挙です。

得票数4位の田母神候補は健闘空しく供託金没収

投票結果(上位5名 得票率合計92%)は下記のようになりました。

4位の田母神氏以下は、得票率10%以下のため供託金の没収となりました。

また19名もの候補者を擁立し、「掲示板騒動」の火元となったNHKから国民を守る党については下記のような結果となりました。

(東京都選挙管理委員会のデータより当社作成)

投票率は60.62%

今回の都知事選挙では投票率60%を超えました。過去の投票率を見ると昭和46年の72.36%をが最高投票率でした。前回の令和2年の都知事選挙から5%以上の投票率UPでした。

https://www.nhk.or.jp/shutoken/articles/101/008/00/ 

投票率推移(NHK)

なんと、対立候補の蓮舫候補は得票数3位

今回の選挙結果の一番のポイントは、やはり「蓮舫候補 3位」です。 立憲民主党と共産党が組織を上げて「最強の候補」として応援したものの、落下傘候補ともいえる元安芸高田市長の石丸伸二氏に37万票以上の大差を付けられての完敗でした。得票数で比較すると小池現職都知事の約43%と対立候補とは言えない得票数でした。蓮舫陣営のショックは相当なもので、一部のコメンテータからは立憲共産党の敗北だと揶揄されていました。

主要陣営のコメント

選挙後に聞こえてくる各陣営の声を簡単にまとめてみました。

<小池百合子陣営>

・自民党のステルス応援が奏功した。

・「公約が実現できていない、学歴詐称」というネガティブポイントより、「コロナ、オリンピック 、高校無償化、子育てサポートなどの実績」といったポジティブポイントが評価された。

・公明党の組織力。

<石丸伸二陣営>

・既存勢力に嫌気をもっている無党派層の取り込みに成功。

・ネットやSNSを駆使した新しいスタイルも受け入れられた。

・次回都知事選挙への出馬宣言もあって現職の対立候補の可能性大。

<蓮舫陣営>

・共産党との連携が裏目に出たとのコメンテータ発言目立った。

・裏金という国政の問題を都知事選に持ち込んだことへの批判。

・旧来からの政党選挙、組織選挙の戦略ミスとのコメンテータ分析には納得。

なお蓮舫陣営の動きについて、ジャーナリストで白鴎大学名誉教授の後藤謙次氏が下記のように述べていました。 「蓮舫さんたちは選挙運動自体が非常に古い形ですよね。街頭(演説)をやる。そこに野田佳彦元代表が現れる。(共産党の)志位議長が来る。大物を呼んで演説会のような街頭演説。・・・中略・・・蓮舫さんたちは旧来型の選挙運動に固執しちゃったために逆に有権者離れを起こしてしまった。」

都議会議員補欠選挙

今回の都知事選挙では、都議会議員補欠選挙も同日に行われました。 議員の辞職や死去などに伴い、江東区や中野区、八王子市など、9つの選挙区でそれぞれ1議席が争われました。一度に行われる都議会議員補欠選挙としては過去最多となり、都議会議員補欠選挙結果自民党は2議席、都民ファーストの会3議席、立憲民主党1議席、無所属3議席でした。自民党は1議席を失いました。

今やることは選挙なのか、景気浮揚策なのか

都知事選挙で政府の景気高揚策が後手になっています。年内には9月の自民党総裁選挙があります。都議会議員補欠選挙の影響は自民と総裁選挙では党内の動きもざわついてくるでしょう。自民党総裁選挙の後には衆議員議員選挙があると報道されています。国内では円安、インフレ、2024年問題、人手不足が問題になっていて株価は4万2千円超えの最高出来高を更新しています。残念なことに東京都知事選挙の主な公約に景気浮揚を第1に掲げた候補はいませんでした。次の国政では景気浮揚を謳ってもらいたいものです。

関連記事:

2024年7月6日 都知事選 掲示板騒動とは

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