円高、電力不足に製造業苦渋:「産業発展」「安全」かを選択!原発再稼働も

東芝は、岩手県内の工場で生産する半導体の一部を、リスク回避から兵庫県の姫路半導体工場へ生産を移動する予定でしたが、あまりに急な動きに、対応をこれから検討と戸惑いが隠せません。また大量のデータを管理するNTTは、首都圏のデータセンターにある自社サーバーを西へ移動する予定でしたが、関西電力の節電要請に「海外を含めて移転先を検討する」としています。製造業にとって電力は生産に欠かせないエネルギー。企業は、電力需要の高まる7月までの短期間に決断しなければならない状況におかれ、その下請けとなる中小・零細企業への影響も少なくはありません。
一方、脱原発発言を繰り返す大阪府の橋下知事は、関西電力の節電要請に「協力しない。根拠が分からない」と猛反発。「原発は必要だと言っているようにしか思えない」と批判しています。知事は関西電力に対してこれまで節電対策のための電力需給データなどを求めていましたが関西電力側は応じず、「電力は国策、知事が口を出すなというスタンスだった」と暴露し、不満をぶちまけました。福島第1原発事故によって「脱原発」の動きが広がりを見せる中、5月28日に行われた東京電力の定期株主総会でも株主402人が原発からの撤退を定款に加えるよう提案がありました。追加案は「古い原発から停止・廃炉に」、「原発の新設・増設は行わない」の2条の追加に、東京電力の取締役会では当然のように反対の姿勢を示しています。十数年先に次世代電線網・スマートグリッド構想が実現すれば「東電は必要ないと言われるのを恐れている」としか思えません。
ー納期、購買在庫の5項目から算出されており、国内の製造業全体の経済状況が把握できるとしています。50.0ポイントを上回れば「景況改善」、下回れば「景況悪化」とし、震災から3ケ月が過ぎ設備の復旧やサプライチェーンの回復の見込みが公表されるなど製造業には薄日が射してきました。
ピンチをチャンスに。日本の「復興力」を示さねばなりません。すでに産業界は休日シフト変更や非常用電源確保、サマータイム導入と、夏の電力不足を乗り切るための企業努力を始めています。政府が今すべきことは、1日も早く第2次補正予算の早期成立させ、被災地、産業界とともに「復興力」示すことです。
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