◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

7月23日4時13分「大暑」です。旧暦6月、未(ひつじ)の月の中気で、天文学的には太陽が120度の点を通過するときをいいます。夏の季節の最後の節気で、「大暑」は「夏の土用(なつのどよう)」の期間にあたります。「土用」が明けると「立秋(りっしゅう)」になります。

「夏至(げし)」から約1ヶ月後、「梅雨明け」のこの時期、日照時間は日に日に短くなってきていますが、快晴の日が続いて暑くなります。強い日差しで大地は蒸し、時折「ゲリラ豪雨」が降ります。近年しばしば「雹(ひょう)」が降り、「線状降水帯(せんじょうこうすいたい)」が局地的な大雨を降らせ、内陸部では「竜巻」が観測されています。
甚だしい暑さを「炎暑」「酷暑」、焼け付くような空を「炎天」、じっとしていても汗の吹き出る暑さを「油照り(あぶらでり)」などといい、いろいろな暑さのかたちを表現します。

夏の太陽が雨粒を輝かしながら降る雨を「白雨(はくう)」といいます。突然の夕立が涼しさを運んできて「慈雨(じう)」となります。
地表の気温が上がって、「入道雲」が湧きはじめると、上昇気流が起こり、周囲から風が吹き込みます。特に海から陸に吹く風を「海風(うみかぜ)」、夕刻から夜にかけて、昼とは反対の向きに吹く風を「陸風(りくかぜ)」、朝夕で風の向きが入れ替わるときを「朝凪(あさなぎ)」「夕凪(ゆうなぎ)」といいます。
この時期、「桐(きり)」がつぼみをつけ始め、「油蝉(あぶらぜみ)」がかしましく鳴き、「百日紅(さるすべり)」が紅色の見事な花を咲かせます。
◆◆「七十二侯」◆◆
◆初候「桐始結花」(きりはじめてはなをむすぶ)
◇桐が花を咲かせ実をつけるころ。
◆次候「土潤溽暑」(つちうるおうてむしあつし)
◇土が湿って蒸暑い時期。
◆末候「大雨時行」(たいうときどきにふる)
◇時として大雨が降る。

◆◆「季節の花」◆◆
「蓮(はす)」 睡蓮(すいれん)科ハス属 「蓮」は「蜂巣(はちす)」の略。実の入る花床にたくさんの穴があいていて蜂の巣に似ていることが名前の由来です。原産はインド。アジアの多くの国の国花になっています。

夏の朝、水面まで花茎を伸ばして開花し、午後3時頃に閉じます。花の開閉を3回繰り返したのち4日目には花びらが散ります。泥中の根は「蓮根(レンコン)」です。また、花、葉、茎、種子も食用になります。
西方浄土「極楽」は神聖な「蓮の池」と信じられていることから、多くの寺の境内には蓮池がつくられています。仏教の「蓮華(れんげ)」も同じで、仏像の台座にその形が用いられます。
※「大賀ハス(おおがはす)」:昭和26年(1951)岡山県出身の植物学者「大賀一郎(おおがいちろう」博士は、千葉市内の泥炭層(弥生時代の地層)から、3粒の「古代蓮(こだいはす)」の実を発見。翌年、うち1粒が発芽し開花に成功しました。その可憐な淡紅色の花が「大賀ハス」と名付けられたことは有名です。日本国内はもとより世界各地に分植され、博士の功績と生命の神秘を今に伝えています。
ほのぼのと舟押し出すや蓮の中 ―― 夏目漱石
久方の雨も降らぬか蓮葉(はちすば)にたまれる水の玉に似たる見む ―― 新田部皇子(万葉集)
◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

早いもので「大暑」の次の二十四節気は葉月「立秋」です。今年もまた大雨により各地ですでに被害が出ています。先祖からの土地で、ここは安全だと思い込んでいる場所でも、土砂崩れや地すべりが起こることがあります。避難場所の確認などもしもの時の備えを心がけましょう。用心に越したことはありません。
読者の皆様、お体ご自愛専一の程
筆者敬白
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