◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

令和8年(2026)2月4日5時02分「立春」です。旧暦正月、寅(とら)の月の正節で、新暦では2月4日頃にあたります。天文学的には、太陽が黄経315度の点を通過するときをいいます。

旧暦では、立春の日が「一年のはじめ」とされ、二十四節気が一巡して旧年を越して「新年」を迎えます。前日の「節分」の夜は「年越し」とされます。こうしたことから立春を「正月節」ともいいます。

日ごとに日足が伸び、木々が芽を吹きはじめ、春の気配が感じられるようになります。暖かい地方では、梅の花が咲き始めます。立春以降に、初めて吹く南寄りの暖かい突風のことを「春一番」と呼びます。

禅寺などの寺院では、早朝、入り口に「立春大吉」と書いた紙札を貼る習慣があります。これは「厄除け」とされていますが、「立春大吉」の文字を縦に書くと、左右対称になり、そのことから、話を分け隔てなく聞き公平に接することで、大きな災難に巻き込まれないという謂れもあります。

季節は、立春から立夏までが「春」です。また、立春は暦の上での雑節の基準となる日です。この日から数えて「八十八夜」「土用」「二百十日」などを算出します。古来より日本人の季節感は総じて「立春」から始まり、年中行事の多くが「立春」を基準に日取りが決まります。

立春のころから、寒い日と暖かい日を繰り返しながら、少しずつ気温が上がっていきます。これを「三寒四温」といいます。この時期、大陸付近の冷たい偏西風と南からの暖気が日本海でぶつかって「温帯低気圧」が発生し、「三寒四温」と呼ばれるほどの大きな気温の変化をもたらします。この温帯低気圧が春先に急速に発達して、台風並みの強風と大雪になることがあります。俗に「爆弾低気圧」と呼ばれ、春先に「暴風雪(ぼうふうせつ)」による災害をもたらします。

◆◆「七十二侯」◆◆

◆初候「東風解凍」(はるかぜこおりをとく)
◇東からあたたかい風が吹き始め、厚い氷をとかし始める。
◆次候「黄鶯睍睆」(うぐいすなく)
◇うぐいすが山里で鳴き始める。「黄鶯(こうおう)」は「こうらいうぐいす(黄鶯子、黄鶯児)」とも。「睍睆(けんかん)」は、鳴き声のよいさまを意味する。
◆末候「魚上氷」(うおこおりをいずる)
◇川の魚が動き始め、割れた氷の下から飛び出すようになる。

◆◆「早春の花」◆◆

「梅(うめ)」 バラ科アンズ属、サクラ属の落葉小高木で、全国で栽培されている。春の花の先駆けとして寒中に咲き、「春告草(はるつげぐさ)」とも呼ばれる。清楚な花と枝、そして薫香は古来より愛でられてきた。いつ中国から入ってきたのかは不明だが、『万葉集』の時代から梅をモチーフにした無数の詩歌がつくられている。

大空は梅のにほひに霞みつつ曇りもはてぬ春の夜の月 ―― 藤原定家

花期は2~3月で、葉が出る前に直径2~3cm、白く丸っこい5枚の花弁の、芳香のある花を咲かせる。果実は直径2~3cmの球形で、表面に細かい毛が密生する。鮮やかな紅色やうすい桃色の「紅梅(こうばい)」もよく見かける。ほかに、「枝垂れ(しだれ)」性の樹形のもの、果実を採取するためのものなど、多くの園芸品種がある。

果実は酸味が多く含まれ、古代まだ酢や醤油などの調味料がなかったころ、塩と梅が調味の基本だった。「加減」や「具合、程合い」という意味の「塩梅(あんばい)」という言葉はそこから来ている。果実の用途は多岐にわたり、梅干し、梅酢、梅ジャム、梅酒などの食用、梅肉エキスなどの薬用がある。

◆◆◆◆編集後記◆◆◆◆

あけましておめでとうございます。二十四節気「立春」です。めでたく「立春大吉」を迎えました。

令和8年(2026)は既に年明けをしていますが、暦における一年は「立春」に始まり翌年の「節分」で終わります。旧暦では立春からが新年、元旦ということになります。日本では明治に入りグレゴリオ暦が採用されてから、立春を「立春正月」といい新暦・旧暦の正月と区別するようになりました。
節分(年に4回)など季節の切り替わりには、自身を取り巻く自然の流れや周囲の環境が大きく変化して、それまでの運勢の流れが入れ替わることを意味しています。また節分で土用が明けます。停滞していた問題や解決していない事柄を解決するタイミングです。
皆様、本当の意味で良いお年を!

筆者敬白

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