住宅ローン:「フラット35」2.3倍!「35S」5倍!中古不動産市場活況前夜か?
ゼロ金利政策で住宅ローン「フラット35S」金利引き下げ
住宅金融支援機構は11月2日、最長35年の長期固定住宅ローン「フラット35」の金利を発表しました。返済期間21年以上35年以下が2.15~3.21%で最低金利が0.01%、15年以上20年以下は1.90~3.20%で最低金利が0.05%低下しました。金融機関が最も多く利用している利率は、返済期間21年以上35年以下が2.4%、15年以上20年以下は2.15%となっています。
表示している借入金利から当初10年間年1.0%(20年金利引下げタイプは、当初10年間年1.0%、11年目以降20年目まで年0.3%)金利が引き下がる優良住宅取得支援制度「フラット35S」が期間も平成23年12月30日まで延長され人気のようです。
優良住宅、前年から5倍増加!
「フラット35」の申込件数は平成22年第2四半期(7月~9月)に前年同期約2.3倍の4万5,697件と好調さが伺えます。中でも「フラット35S」の申込は約5倍の伸びです。省エネ性能に優れた住宅やリフォームに付与される住宅エコポイントも平成12年12月30日まで延長され追い風となっています。
国土交通省ではさらに追加支援として住宅エコポイントを拡充しましまた。リフォームなどで省エネ性能が優れた住宅用太陽熱利用システム(ソーラーシステム)、節水型便器、高断熱浴槽へもポイントを付与を決め、補正予算で成立後に導入されます。ゼロ金利政策による住宅ローン金利の更なる低下と、住宅取得支援政策で不動産市場にやや活況が見えてきそうです。
住宅着工数3ヶ月連続アップ
リーマン・ショック後に大幅に落ち込みを見せた不動産業界ですが、8月の新設住宅着工戸数も3ケ月連続して前年からプラスに転じるなど、住宅取得支援政策によって今後も増加の可能性がでてきそうです。このような環境の中、不動産業は追い風となっていますが事業再生の現場では不良債権発生に伴う売却不動産が増えている事も実情です。
長引くデフレから売上げ減少、資金繰り悪化で、投資用マンションや経営者の自宅を手放す例も少なくありません。住宅などは買主が「フラット35」を利用する事も多くなってきていて、中古物件にも適用できます。また、リースバックであれば買主と契約、家賃を支払うことでて今まで通り自宅を使用できるのです。
本社ビル売却!リースバックでそのまま使用
業績が悪化した大企業では、本社ビルを売却する場合があります。過払い金返還請求を見据えて消費者金融大手のプロミスも本社ビルを売却、リースバックで使用する事を検討していると報道されました。JVC・ケンウッド・ホールディングスは、サザンオールスターズやSMAPなども利用している都内のレコーディングスタジオの土地を売却したそうです。建物や録音機材はそのままでスタジオの運営を継続とありました。リースバック契約なのでしょう。
日銀基金に本社ビル売却?
日銀の資産買い入れ基金の影響なのか、自社ビルを売却してリースバックにてそのまま使用するケースが報道されたり、売買の情報を聞くようになりました。リースバックは一種のデフレからインフレ転換バロメータなのかもしれません。霞ヶ関の省庁ビルもリースバック方式で賃貸料を支払えばコスト意識が身につくでしょう。これは事業仕分けの対象になるでしょうか?この国は債務超過なのだから・・・・
[2010.11.5]
記事一覧
◆二十四節気◆令和8年(2026)10月8日「寒露(かんろ)」です。◆
季節のお便り
2026 / 10 / 04日銀はなぜ今、利上げするのか―物価を抑えて、成長まで抑えてよいのか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 09 / 19◆二十四節気◆令和8年(2026)9月23日「秋分(しゅうぶん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 09 / 18最低賃金1,177円時代へ――「賃上げできない会社」がこれから直面すること
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 09 / 08◆二十四節気◆令和8年(2026)9月7日「白露(はくろ)」です。◆
季節のお便り
2026 / 09 / 01人手不足国家・日本は外国人材で救われるのか?――2027年「育成就労制度」で変わる中小企業の採用
八木宏之の経済時事ウォッチ 未分類
2026 / 08 / 24◆二十四節気◆令和8年(2026)8月23日「処暑(しょしょ)」です。◆
季節のお便り 未分類
2026 / 08 / 18日銀はなぜ利上げを急ぐのか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 08 / 14◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆
季節のお便り
2026 / 08 / 03骨太の方針2026を読み解く
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 08 / 02◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆
季節のお便り
2026 / 07 / 21日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(後編)
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 07 / 17日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(前編)
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 07 / 06◆二十四節気◆令和8年(2026)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆
季節のお便り
2026 / 06 / 30◆二十四節気◆令和8年(2026)6月21日「夏至(げし)」です。◆
季節のお便り
2026 / 06 / 19日銀はインフレの原因を見誤っているのではないか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 06 / 172026年上半期の日本経済を総点検
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 06 / 09◆二十四節気◆令和8年(2026)6月6日「芒種(ぼうしゅ)」です◆
季節のお便り
2026 / 06 / 03「関税ショック」後の中小企業サバイバル戦略
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 05 / 292026年「骨太の方針」はなぜ重要なのか ― 中小企業経営者が知るべき“国家の方向性”と与党内のせめぎ合い
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 05 / 21◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 05 / 19大胆な投資促進税制とは何か
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 05 / 07◆二十四節気◆令和8年(2026)5月5日「立夏(りっか)」です。◆
季節のお便り
2026 / 05 / 02日銀「金融政策決定会合」から読み解く日本経済
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 04 / 29◆二十四節気◆令和8年(2026)4月20日「穀雨(こくう)」です。◆
季節のお便り
2026 / 04 / 17値上げは悪いこと?物価高時代に企業が取るべき経営戦略
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 04 / 17◆二十四節気◆令和8年(2026)4月5日「清明(せいめい)」です。◆
季節のお便り
2026 / 04 / 02日本企業に起きている「静かな淘汰」
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 03 / 31金融政策決定会合(3月)-中小企業経営者が知っておくべき金融環境の変化-
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 03 / 23◆二十四節気◆令和8年(2026)3月20日「春分(しゅんぶん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 03 / 16エネルギー価格上昇に中小企業はどう対応するか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 03 / 12◆二十四節気◆令和8年(2026)3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。◆
季節のお便り
2026 / 03 / 02第二次高市内閣で日本の産業政策はどう変わるのか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 02 / 26◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆
季節のお便り
2026 / 02 / 16【衆議院選挙後】新政権と金利上昇をどう読むか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 02 / 09◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 02 / 01消費税減税は実現するのか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 01 / 31日銀金融政策の転換期をどう読むか
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 01 / 25◆二十四節気◆令和8年(2026)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 01 / 172026年度予算――規模・評価軸・企業経営への示唆
八木宏之の経済時事ウォッチ
2026 / 01 / 03◆二十四節気◆令和8年(2026)1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆
季節のお便り
2026 / 01 / 02日銀・金融政策決定会合(12月) 利上げの背景と今後の政策運営
八木宏之の経済時事ウォッチ
2025 / 12 / 21◆二十四節気◆令和7年(2025)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆
季節のお便り
2025 / 12 / 17取引適正化推進法(旧:下請法)とは?
八木宏之の経済時事ウォッチ
2025 / 12 / 10◆二十四節気◆令和7年(2025)12月7日「大雪(たいせつ)」です。◆
季節のお便り
2025 / 12 / 03外国人のビザ要件強化の背景とその影響
八木宏之の経済時事ウォッチ
2025 / 11 / 30高市政権×21兆円補正予算:中小企業に訪れる“追い風”
八木宏之の経済時事ウォッチ
2025 / 11 / 24◆二十四節気◆令和7年(2025)11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆
季節のお便り
2025 / 11 / 16ガソリン税ついに廃止!軽油も2026年にゼロへ
八木宏之の経済時事ウォッチ
2025 / 11 / 10◆二十四節気◆令和7年(2025)11月7日「立冬(りっとう)」です。◆
季節のお便り
2025 / 11 / 04