マクドナルド、デフレ脱却1,000円バーガー、30万個完売!原田会長「値下げして商品価値も下がったことを反省」

3週連続して土曜日、1日だけの限定販売

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日本マクドナルドは7月6日から3週連続で土曜日にクォーターパウンダージュエリーシリーズを1種づつ、1日限りで限定販売することを発表。6日には、第1弾となるクォーターパウンダーゴールドリングを1ケ1,000円と、これまでにない高価格バーガーを目標の30万個販売し完売。7月13日、20日にも同シリーズを1種づつ限定で販売するとしています。
マクドナルドの店舗数は、今年3月末現在、全国に3,268店舗あり、土曜日の来店数は約300万人。1店舗あたり100個弱販売すれば30万個を達成。10人に1人が買う計算から目標設定されています。
化粧箱入り高級バーガー、セット価格はマック史上最高1,200円
日本マクドナルドは、6月24日から史上最高価格のクォーターパウンダーBLTを期間限定で販売していますが、クォーターパウンダーゴールドリングは単品で1,000円。ポテトやドリンクのセットで1,200円とあっさり記録を更新し最高価格となりました。商品の包装も薄い紙の包装と異なり、高級菓子をも思わせる化粧箱を採用し、120円バーガーと一線を画しています。
同社は、平成16年以降、売上高が8年連続して前期比プラスが続いたものの、昨年は前期比で減少。6月からのこれまでにない新製品攻勢で盛り返しを図ります。
消えた100円バーガー、円安で120円に値上げ
マクドナルドは、平成17年に100円バーガーを発売し、デフレの代名詞ともなりました。今年5月には、円安による食材の輸入価格の上昇を理由に120円に値上げ。来年の消費増税との同時値上げによる消費の落ち込みを避け、先手を打ちました。
6月の新製品発表会では、天才的なマーケティングで有名な同社の原田会長兼社長が、「価格を下げたことで商品価値も下がったことは反省点」とデフレ商品の路線を否定。高級バーガーの投入でイメージを払拭する構えです。
値下げか値上げか価格戦略、大きく別れるファーストフード業界
デフレの申し子と言われるハンバーガーや牛丼などファーストフード業界では、価格戦略において値上げと値下げと大きく別れています。マクドナルドが高級路線にでれば、回転寿しのスシローは、1皿105円が189円へ値上げ。少し高くてもおいしい方がいいとの判断です。
一方、すき家と松屋の低価格競争に目もくれなかった吉野家は、4月に牛丼並盛り380円を280円に値下げ。来店客を3割増やすことで売上高を2割増加させる薄利多売に舵を切りました。アベノミクス効果で消費者心理の改善が見られ始めたなか、実態の経済は1,000円や120円のハンバーガーや280円の牛丼が混在。消費の二極化がすすむのか懸念されます。
[2013.7.12]

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