世界一の海底掘削技術で久米島沖・国内最大級の鉱床を発見!「黄金の国ジパング」へ急がれる研究から商業化

日本近海の海底には大量の資源鉱山の山

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日本は,中世の冒険家マルコ・ポーロが「黄金の国ジパング」と呼んだほど資源豊かな国でしたが、今では陸の鉱物をほとんど掘り尽くし資源小国となりました。しかしここ数年,日本近海の海底に大量の鉱物資源が眠っていることが相次いで報告され、安倍政権はこれを事業化し経済成長につなげることを目指します。
日本は,昭和40年代までに多くの鉱山が閉鎖され現在,銅や亜鉛,金、銀などの多くは輸入に頼っています。日本近海で採掘できるようになれば、資源小国のレッテル返上につながる可能性があります。
南米の鉱山の30倍の銅の含有率
独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構は先月、沖縄県久米島沖で金属が積もってできる海底熱水鉱床を確認。遠隔操作の無人機が持ち帰った6個の鉱物からは、南米の鉱山で採れる鉱石の15〜30倍の銅の含有率がみつかりました。
東京大学の浦辺名誉教授は、久米島沖の水深約1,400メートルの海底で見つかった鉱床に関する記者会見で、「見たことがない高品位の鉱物で、驚嘆に値する発見だ」と興奮気味に語りました。日本近海で見つかったものでは最大級と説明し,商業化向けに掘削調査を進めます。
海洋研究開発機構「資源利用だけでなくノウハウ輸出も」
安倍政権は,商業化に向けた新たな調査技術を開発する「海のジパング計画」をすすめ、昨年度から5年間で総額300億円を投じます。海洋研究開発機構では、「海底鉱物資源の調査技術を確立し、資源利用だけでなく、ノウハウの輸出も行うのが海のジパング計画です」と説明。海底鉱物は、存在が知られてから日も浅く、まだ資源開発をしている国が少ないのが現状。掘削技術を確立しノウハウなど日本が世界をリードできるチャンスです。
研究支援,新たに「海底広域研究船」を建造
日本は、世界一の海底掘削能力を持つ地球深部探査船「ちきゅう」や、水深6,500メートルまで潜れる有人潜水調査船「しんかい6500」を使った研究ですでに世界最高水準の海底調査技術を持っています。今年度には、研究を支援するするため5,500トンの大型船「海底広域研究船」が完成する予定です。
海底掘削調査は現在、世界一でありながらも学術研究の過程であり商業化とは別物。今後は、コストや効率を重視した技術を開発し,ノウハウを民間へ移転することが急がれます。
[2015.3.2]

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