大手コンビニ新規出店ラッシュ!/ファミマ:2年間で1,800店、セブンイレブン:四国に初進出

コンビニ大手各社出店加速/震災きっかけに見直された利便性

120915_1.gif

非常時にどのように対応するかで、その人間の本質が明らかになるもの。それは企業や各種団体にも当てはまることです。東日本大震災の発生をきっかけに、国内ではエネルギーや物資の供給といったインフラの強化が各方面で進んでいます。公共機関のみならず民間の商業施設などでも、震災やテロの発生時にどういった対応・支援を行うか、マニュアルの策定を行っている企業も少なくはありません。「未曾有の大震災」であった東日本大震災の発生後、コンビニエンスストアの利便性が改めて見直されたことにより、大手チェーンの出店が加速しています。
ファミマ:都市圏中心に2年間で1,800店出店計画/平成26年中には店舗数1万店超!
株式会社ファミリーマート(東京都豊島区東池袋3丁目1番1号/代表取締役社長:上田準二氏)は、今期(25年2月期/24年3月~25年2月)1年間で800店の新規出店を計画。また、平成26年2月期(25年3月~26年2月)には1,000店規模の新規出店をするとのこと。
今期800店の新規出店が達成されれば、国内店舗数は約9,400店。ファミリーマートは平成22年、「am/pm」を吸収し、店舗数を一気に伸ばしましたが、26年2月期に1,000店規模を出店することで店舗数は1万店を超える見込みとなります。東京や大阪といった大都市圏のほか、地方の中核都市にも重点的に出店する方針です。
いよいよ四国にも進出!「空白」を潰すセブンイレブン
株式会社セブン-イレブン・ジャパン(東京都千代田区二番町8番地8/代表取締役社長兼COO:井坂隆一氏)も、26年2月期に1,500店を新規出店することを明らかにしています。
同社はこれまで、需要のある地域に集中出店する「ドミナント方式」をとってきました。そのため、今年8月末の時点で1万4,562店と、すでに1万店規模を誇っていますが、他のチェーンと比べて「空白県」が多くありました。しかし、都市部の適地減少や、女性や高齢者による需要の高まりなどを受け、今後は大都市圏のほか、店舗展開が遅れている地域での出店を加速させる方針です。
 これにより、セブンイレブンが四国に初進出することに。来年春を目途に初出店を行い、平成31年2月までに四国4県に約520店を開店するほか、愛媛県内に弁当などの工場と物流センターも設ける予定です。
7&I:スーパーの正社員3年で半減→成長分野のコンビニに人材集中/流通業界「非正規化」加速の懸念
コンビニ出店の拡大は地方での雇用創出につながることが期待できます
しかしセブンイレブンを擁するセブン&アイ・ホールディングスはその反面、今後3年間で傘下のスーパー「イトーヨーカ堂」の従業員を段階的にパート中心に切り替え、正社員を半減させるとしています。これには、成長分野であるコンビニ事業への人材投入という狙いも示してはいますが、低価格競争で経営が厳しさを増しているスーパー事業のコスト削減が大きな理由。流通大手の同社が大規模なリストラを断行することで、業界全体で雇用の非正規化が加速する懸念も生まれます。
[2012.9.15]

記事一覧


◆二十四節気◆令和8年(2026)9月23日「秋分(しゅうぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 18

最低賃金1,177円時代へ――「賃上げできない会社」がこれから直面すること

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 09 / 08

◆二十四節気◆令和8年(2026)9月7日「白露(はくろ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 09 / 01

人手不足国家・日本は外国人材で救われるのか?――2027年「育成就労制度」で変わる中小企業の採用

八木宏之の経済時事ウォッチ 未分類

2026 / 08 / 24

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月23日「処暑(しょしょ)」です。◆

季節のお便り 未分類

2026 / 08 / 18

日銀はなぜ利上げを急ぐのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 14

◆二十四節気◆令和8年(2026)8月7日「立秋(りっしゅう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 08 / 03

骨太の方針2026を読み解く

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 08 / 02

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月23日「大暑(たいしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 07 / 21

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(後編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 17

日銀金融政策決定会合(6月)を読み解く(前編)

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 07 / 06

◆二十四節気◆令和8年(2026)7月7日「小暑(しょうしょ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 30

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月21日「夏至(げし)」です。◆

季節のお便り

2026 / 06 / 19

日銀はインフレの原因を見誤っているのではないか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 17

2026年上半期の日本経済を総点検

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 06 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)6月6日「芒種(ぼうしゅ)」です◆

季節のお便り

2026 / 06 / 03

「関税ショック」後の中小企業サバイバル戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 29

2026年「骨太の方針」はなぜ重要なのか ― 中小企業経営者が知るべき“国家の方向性”と与党内のせめぎ合い

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 21

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月21日「小満(しょうまん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 19

大胆な投資促進税制とは何か

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 05 / 07

◆二十四節気◆令和8年(2026)5月5日「立夏(りっか)」です。◆

季節のお便り

2026 / 05 / 02

日銀「金融政策決定会合」から読み解く日本経済

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 29

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月20日「穀雨(こくう)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 17

値上げは悪いこと?物価高時代に企業が取るべき経営戦略

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 04 / 17

◆二十四節気◆令和8年(2026)4月5日「清明(せいめい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 04 / 02

日本企業に起きている「静かな淘汰」

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 31

金融政策決定会合(3月)-中小企業経営者が知っておくべき金融環境の変化-

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 23

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月20日「春分(しゅんぶん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 16

エネルギー価格上昇に中小企業はどう対応するか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 03 / 12

◆二十四節気◆令和8年(2026)3月5日「啓蟄(けいちつ)」です。◆

季節のお便り

2026 / 03 / 02

第二次高市内閣で日本の産業政策はどう変わるのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 26

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月19日「雨水(うすい)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 16

【衆議院選挙後】新政権と金利上昇をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 02 / 09

◆二十四節気◆令和8年(2026)2月4日「立春(りっしゅん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 02 / 01

消費税減税は実現するのか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 31

日銀金融政策の転換期をどう読むか

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 25

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月20日「大寒(だいかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 17

2026年度予算――規模・評価軸・企業経営への示唆

八木宏之の経済時事ウォッチ

2026 / 01 / 03

◆二十四節気◆令和8年(2026)1月5日「小寒(しょうかん)」です。◆

季節のお便り

2026 / 01 / 02

日銀・金融政策決定会合(12月) 利上げの背景と今後の政策運営

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 21

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月22日「冬至(とうじ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 17

取引適正化推進法(旧:下請法)とは?

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 12 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)12月7日「大雪(たいせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 12 / 03

外国人のビザ要件強化の背景とその影響

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 30

高市政権×21兆円補正予算:中小企業に訪れる“追い風”

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 24

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月22日「小雪(しょうせつ)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 16

ガソリン税ついに廃止!軽油も2026年にゼロへ

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 11 / 10

◆二十四節気◆令和7年(2025)11月7日「立冬(りっとう)」です。◆

季節のお便り

2025 / 11 / 04

どう変わる?日銀の10月会合に見る金融政策の行方

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 10 / 31

高市首相、女性初の宰相誕生で経済政策に新機軸

八木宏之の経済時事ウォッチ

2025 / 10 / 21