楽天優勝の舞台「Kスタ」は年内で終了?!/日本でも定着した「ネーミングライツ」ビジネス

楽天日本一の舞台「Kスタ」が年内で消える?!日本製紙:スポンサー契約更新見送り

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かつては監督の「ぼやき」が有名になるほど弱かったチームが、本拠地を襲った大震災をも乗り越え、「絶対王者」読売巨人軍を征して日本一に――。今年のプロ野球日本シリーズは実にドラマチックでした。
そのドラマの舞台となったのが、宮城県仙台市の「日本製紙クリネックススタジアム宮城」。ここ数年の楽天の活躍で「Kスタ」という愛称も全国的に定着しました。ところが、平成20年1月から年2億5,000万円の3年契約で命名権(ネーミングライツ)を取得、23年からは年2億円の3年契約を結んでいた日本製紙株式会社(東京都千代田区神田駿河台4‐6/代表取締役社長:芳賀義雄氏)は今年いっぱいで満了する契約の更新を見送るとのこと。原材料の高騰や円高など、製紙業界の厳しい環境が背景にあるとみられます。
「味の素」「CCレモン」…日本でも定着した「ネーミングライツ」
公共的な施設にスポンサー企業やブランド名を付与するネーミングライツ広告という手法は、日本国内でもずいぶん定着してきました。
導入当初は「長年親しんできた名称が変わるなんて…」と抵抗を感じたものですが、不思議なことに日を経るにつれ何でも馴染み、いざそのブランド名が消えるとなると寂しさも覚えます。何よりも、事業振興・地域振興の資金調達として画期的であることは間違いありません。ビジネスモデルとして一般化するのに伴い、景気のいい業界を知るバロメーターにもなっています。
主なネーミングライツ導入の事例
(所在地/旧施設名/新施設名/施設所有者 )
東京都調布市/東京スタジアム/味の素スタジアム/東京都、株式会社東京スタジアム
兵庫県神戸市/グリーンスタジアム神戸/Yahoo! BBスタジアム→スカイマークスタジアム→ほっともっとフィールド神戸/神戸市
神奈川県横浜市/横浜国際総合競技場/日産スタジアム/横浜市
宮城県仙台市/県営宮城球場/フルキャストスタジアム宮城→(日本製紙)クリネックススタジアム宮城/宮城県
福岡県福岡市/福岡ドーム/福岡Yahoo!Japanドーム→福岡 ヤフオク!ドーム/ホークスタウン株式会社
大分県大分市/大分県立総合文化センター/iichiko総合文化センター/大分市
東京都渋谷区/渋谷公会堂/渋谷C.C.Lemonホール(~平成23年9月)/渋谷区
宮城県:命名権公募を開始「2億円×3年以上」条件
宮城県と楽天球団は11月5日、全国の企業を対象に新たなスポンサーの募集を開始しました。宮城球場の命名権は、スポーツ振興や県有施設を活用した収入確保を目的に、平成17年に導入。命名権売却に伴う収入は75%が楽天野球団に、25%が県に入ります。
今回の命名権公募は12月4日まで応募受け付け。契約期間は来年1月から3年以上、契約金額は年2億円以上、愛称には「宮城」を付けることが条件です。
東北の復興を支えた「Kスタ」の終了は残念ではありますが、その名を一新した球場施設も、晴れて日本一となった楽天球団や大リーグ入りが見込まれている田中投手と共に、輝かしい新時代を迎えることを喜びたいと思います。

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