羽田国際空港:乗降客数2倍、貨物4倍に!拡張工事で発着は6万回から9万回へ増

特に注目したいのが、東京税関が7月7日に発表した羽田空港の平成23年度上半期の貨物取扱量(速報値)。総取扱量は67,758トンと前年同期比の4.2倍と急増。昨年1年間の取扱量を上回るなど羽田国際空港を拠点に大きな「交通網」が出来始めています。「交通」には人、物、金そして情報がついて流れるのです。
政府は、産業界が競合国と公平な貿易を目指すため、諸外国とFTA(自由貿易協定)やEPA(経済連携協定)を締結、発効し輸出の拡大支援を行っています。9ケ国が参加、交渉が行われるTPP(環太平洋経済連携協定)の交渉参加判断は先送りされたものの、欧州27ケ国が加盟するEU(欧州連合)とのEPA交渉は前向きに進められています。自由貿易が進めば関税は段階的に撤廃され、輸出品目で類似する韓国などと公平に価格競合が行われ、自動車、電気産業を中心に輸出の増加が見込まれています。
モノの流れが増えれば、物流に関する手続きも増え手間や時間が惜しまれますが、政府の貿易円滑化支援によって大幅に簡素化されました。羽田国際空港の再国際化で地方空港から羽田を拠点として海外へ輸出する物流や、逆に海外から羽田経由で地方空港へ輸入する物流に関わる、税関手続きの一層の円滑化を図るため、航空機やコンテナの国内・国外での併用使用の際に必要な認可を受ける必要がありましたが、必要事項を記載の帳簿の常備だけで省略できるよう大幅に簡素化されました。羽田国際空港をハブとして国内外の物流がスムーズに流れ、市場の活性化に期待が持てます。
本格的な夏休みを迎え、春休みに旅行へ出かけなかった分、夏こそはと旅行需要が回復傾向にあるようです。日本旅行業協会では「自粛ムードが和らぎ、思ったより早い回復になっている」と昨年にも及ぶ予約状況を見せています。産業界では、サプライチェーン(供給網)復旧の前倒しが発表されるなど、ヒト、モノが動き始めカネが流れようとしています。この流れとともに本格的な復興に向け活況を取り戻したいものです。
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