海上自衛隊、荒れ波のなか太平洋上で急患救出!デッキ上乗客からは拍手喝采、みせた「日本の守り神」

新年早々、太平洋クルーズ船上で急患発生

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年末年始休暇をグアムやサイパンなどを寄港し、太平洋クルーズを楽しむ豪華客船から1月2日、急患が発生。新年早々、救助要請を受けた海上自衛隊のヘリコプターによる救出劇が繰り広げられました。
救助を依頼したのは郵船クルーズが運行する客船「飛鳥2」で昨年12月26日を横浜出航後,グアムやサイパンを経由し横浜港へ戻る途中でした。
防衛省によると,海上保安庁からぜんそくの乗客と,右足を骨折をした乗客2名の救助要請があり,海上自衛隊のヘリ「UH-60J」を出動させたとしています。
海上は、風速9メートル、波は3〜4メートルの悪天候
救助要請は,「飛鳥2」が硫黄島(東京都)の西350kmを航行中。海上自衛隊のUH-60Jは硫黄島航航空分遣隊から出動し,「飛鳥2」も硫黄島へ進路を変えました。救助作業は,海上の風速9メートルに波は3〜4メートルのうねりが続く悪天候。UH-60Jは「飛鳥2」の船尾から近づき救助のタイミングを図るため何度も下降と上昇を繰り返し約1時間。デッキ上で数十人の乗客が見守るなか救急患者がUH-60Jに引上げられました。
「飛鳥2」は、硫黄島へ近づくにつれ船内の揺れが激しくまっすぐに歩けない状態。救出の際には、デッキ上から大きな拍手と歓声がわき、まさに「日本の守り神」を見せつけました。
自衛隊の活躍,注目集められるように
御岳山噴火による災害や西日本の水害などここ数年、自衛隊による救助活動や救援活動が注目を集めています。大きな災害でなくても、今回のように病人やけが人など自衛隊の力が求められる場合も多くみられます。
防衛省によると、昨年上半期(4月〜9月)の緊急輸送実績では、出動要請回数は185回。ほぼ1日1回のペースで自衛隊に緊急要請があり,派遣された機種別では,UH-60Jが69回と救難目的が多いことが分かります。
アフリカから帰国中に、さらなる救援要請
東日本大震災を機に、自衛隊による捜索や救助、復興支援などの活躍が取り上げられるようになり、自衛隊の活動が国民の目に触れるようになってきました。
1月3日には、インドネシア沖で墜落したエアアジア機の捜索作業でインドネシア政府から防衛省に協力を要請。アフリカ沖で海賊対策の任務を終え帰国中の海上自衛隊の護衛艦「おおなみ」が現地へ到着。6日には犠牲者1名を収容するなど任務とはいえ,自衛隊の活躍の割に報道の扱いは小さいようにもみえます。
[2015.1.12]

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