政府EPA、TPPで二の足/日本経団連「農業成長産業化促進法」提言

林・水産物2ケタの伸び、農産物1ケタに甘んじる
対前年比を見ると林産物が13.6%増、水産物は13.1%と2ケタで伸びる林・水産物に対し、農産物は8.7%増の、1ケタの伸びと「日本の開国」を宣言したAPECが11月だったこともあるのか、TPP(環太平洋経済連携協定)参加に向けた準備の遅れが指摘されそうです。輸出国では構成比24.6%の香港がトップで、次いで台湾の12.4%、中国11.3%とアジア勢が73.6%を占め、米国の15%、欧州の7.1%となっています。今年は、経済成長力の高い新興国の中国など政府と、TPP参加に断固反対の農林水産物関連団体と手を組み、輸出国へ「日本のおいしい食」を売り込んで輸出3~4ケタ伸びを見せてもらいたいものです。
日本経団連の具体的な提言とは、企業の農業参入促進に関する出資の緩和や若年層の就農促進への助成、新規就農者への農地斡旋などの支援拡充です。また農業の競争力の強化には、「経営規模の拡大と生産性の向上を加速する支援措置も不可欠」として農業規模拡大に税制上の特例措置拡充、農地の売却、賃貸など収入に対しての所得税など優遇措置も加えられています。
先週の豪州とのEPA交渉の進捗、また1月27日の衆院本会議では、菅首相がTPPを「IPP協定」と読み違えるなど「おいおい大丈夫なの?」と心配が募ります。

一貫性のない対応で日本の産業に打撃も・・・
「日本の開国」を宣言しEPA、TPP交渉を進めながら、一方では「日本の農業」をいつまでも守り続けるなど、政府の一貫性のなさは「日本の産業に打撃を加えた年」にもなりうります。政府、産業界、農業関係者が今、一丸とならなければ世界から日本は取り残されてしまうでしょう。サッカー日本代表のザッケローニ監督のような短期間でもチームをまとめ、結果の出せるリーダーとなって欲しいものです。
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