中国悲願!国産ジェット旅客機「C919」すでに開発遅れは5年、パリ航空博覧会にも間に合わず


すでに500機を受注、引渡は5年後?

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中国のメディア・中新社は6月16日,開発中の中国初の国産ジェット旅客機、中国商用飛機の「C919」の受注が500機に達したと発表。報道では,C919の引渡時期は平成32年まで遅れる可能性があるといいます。
中国商用飛機は、パリ郊外で開かれた国際航空宇宙博覧会の開幕日に、独航空会社からC919を7機受注。平安国際融資租賃有限公司からも50機受注したことを発表しました。
パリ飛行ショーでのお披露目が先送りに
C919は、中国が米ボーイング社や欧エアバス社、さらに日本初の国産ジェット旅客機「MRJ」を見据え、今年のパリ飛行ショーで初飛行を予定していたものの、翌年に先送りされると米メディアが相次ぎ報道。実際、さらに遅れた現実に中国の信用力がまた露呈されました。
ジェット旅客機開発は高速鉄道,有人宇宙飛行と並ぶ中国が国家の威信をかけるプロジェクト。特にC919は「空飛ぶ万里の長城」と呼ばれ、習近平政権の悲願で、高速鉄道での「国家的恥」を晒すわけにいきません。
近距離機「ARJ21」も開発遅れ6年
中国旅客機開発の大幅な遅れは見慣れた光景。近距離機「ARJ21」は平成21年に引渡予定ですがいまだ実現していません。現在、製造証明を受けている段階とされ、来年には中国の航空会社に引き渡される予定。その後、商業飛行に移るとみられますが、これほどの遅れは新型にも関わらず部品などの「型遅れ」との評判が業界内に出ています。
C919初飛行の遅れに、世界の航空会社は関心を持たないものの、中国政府の強行で突貫初飛行で飛ばすとなれば、鉄道に続き中国航空開発の夢は当面絶たれます。
中国航空市場20年後に110兆円
C919は、中国国内で400機以上の受注と期待を集めます。中国の航空会社は,今後20年間で約600機、金額にして約110兆円の航空機を調達する見通しで世界最大の市場となることは確実です。中国政府としては,この国内市場だけをみても開発を急ぐことが考えられそうです。
C919実現に向け,様々な教訓を踏まえ,誠実,着実に開発を進めてもらうことが世界の信用を勝ち取る唯一の方法となりそうです。
[2015.6.29]

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