不動産活況:消費者ニーズ拡大で業界全体の底上げ期待


リフォームからリノベーション
老朽化した部分を補修する「リフォーム」に対して、補修にとどまらず新たな性能を加えるなど、付加価値を伴って再生させる「リノベーション」という言葉が浸透するに従って、「中古物件買い」が増加の傾向にあるようです。この流行を受けて、販売サイドでは「リノベーション可能」「リノベ済み物件」などと打ち出して、中古物件販売に勢いをつけているのです。不動産・建設業界は政策的な支援の後ろ盾に加えて、消費者のニーズの多様化をうまく利用して、新たなビジネスチャンスを迎えています。街の工務店でも、個性的なリノベーション設計で一躍できる可能性もあるのです。
国土交通省は11月30日、10月の新設住宅着工戸数の発表において、種類別では注文住宅の「持ち家」が10.4%増で12カ月連続のプラス。建売住宅やマンションの「分譲」も37.1%増と8カ月続けて増加する一方、アパートなどの「貸家」は9.0%減少しています。モラトリアム法案の延長が発表されたことによって、駆け込み需要が伸びることも予想されます。雇用・所得環境が依然として厳しいこともあり、住宅販売好調の流れも予断を許さないという見方は続いていますが、この流れに乗ることで、良いスパイラルが生み出せるかも知れません。

[2010.12.21]
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