ホンダジェット:航空事業参入26年で量産1号機!小型ビジネスジェット機市場獲得、量産80~100機/年

ホンダ:航空事業参入から26年、今夏、いよいよ量産機製造開始

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ホンダは1月30日、現在米国で試験飛行中の小型ビジネスジェット機「ホンダジェット」を、今夏をめどに量産型機の製造に着手することを発表。平成27年には、年間の生産機数を80~100機に伸ばす計画を明らかにしました。
ホンダは昭和61年に航空機事業へ参入し、一時は事業中断の危機があったものの、26年の時を経て量産1号機の組み立てまでこぎつけました。「ホンダジェット」は量産により、米セスナやブラジルのエンブラエル社がシェアを占める小型ビジネスジェット市場へシェア拡大を目指します。
大きなアメ車のなかに小さなシビック投入再び?
「ホンダジェット」の最大の売りは競合機種に比べ燃費性能が約2割ほど良く、経済性に優れた点です。エンジンは、これまでの常識を覆し、主翼の上部支柱に搭載して高速飛行時の空気抵抗を軽減。胴体には炭素材を使用し軽量化により燃費向上が図られました。「ホンダジェット」は乗員2名、乗客5名の7人乗りでビジネスジェット市場では小型ながら、エンジンを主翼へ移したことにより、ゆったりした客室スペースを確保。ホンダの先端技術で燃費、スピードとも他社競合を圧倒的に勝ります。
国産自動車が高度成長で米国への輸出全盛期、ガソリンをまき散らす大きなアメ車の中に、燃費の良い小さな「シビック」を投入。市場のシェアをMade in Japanが奪った姿が小型航空機で再現されそうです。
変わるビジネスジェット利用ニーズ:年間300機へ利用拡大
これまでビジネスジェット市場は、一部の大企業オーナーやスポーツ、エンターテイメントなどのトップが長距離移動に使うことが多く見られましたが、ここ数年は、中小企業オーナーや研究者、エンジニアなど複数で小さな空港間を移動するニーズが高まっています。
現在、小型ビジネスジェット機のニーズは、世界で年間150~200機程度と見られていますが、ホンダで航空機事業を担うホンダエアクラフトカンパニー(米ノースカロライナ州)では、近く300機に膨らむ可能性を示唆しています。
中国、ブラジル:ビジネスジェットニーズ、問い合わせ急増
同社では、すでに販売拠点として米国に5拠点、欧州に3拠点、メキシコに9拠点を構え販売戦略を強化していますが、ビジネスジェット機のニーズは中国やブラジルなどの新興国へ急拡大。同社には、富裕層ユーザーや販売店からの問い合わせが増えており、新興国での販売を早める姿勢を示しました。特に中国のビジネスジェット市場は、想定以上の早さでニーズが増え、欧州主要国も抜かれました。欧米やメキシコ、さらには成長するアジア、ブラジルの空に近く「ホンダジェット」の姿が見られそうです。
[2012.2.2]

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