経営のプロを地方企業に派遣! 地方に貢献したいプロの能力を活かす”お見合い”事業が政府主導でスタート。

ノウハウ不足で二の足を踏む中小企業にも朗報

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 政府が、海外進出や新規事業に詳しい「プロフェッショナル人材」を地方企業に紹介する事業に乗り出します。政府の委託事業として、都道府県が今年度中に「プロフェッショナル人材戦略拠点」を設置し、ここに配置された有能な「人材戦略マネジャー」が、目利きの仲人役を務めます。
 
 技術力やアイデア、資源を持ちながら、ネットワーク不足や販売拠点づくりなどのノウハウがないため、海外進出や新規事業に二の足を踏む中小企業は少なくありません。一方、首都圏には、多くの専門知識や管理経験を持ち、地方に貢献したいと思っている人材が大勢います。退職した高齢者ばかりではく、経験豊富な30~50歳代も”宝の持ち腐れ”状態です。
 
ゆくゆくは地方企業の雇用創設にもつながる
 この互いの”宝の持ち腐れ”状態を解消し、成長につなげるのが事業の狙いですが、これまでは、地方企業とプロフェッショナル人との”お見合い(マッチング)”がうまく進みませんでした。マネジャーは地域の金融機関などと協力し、その企業にどんな人材が必要か、相性や将来性はどうかを提案し、民間の人材派遣会社を通じた採用を進めます。地方創生政策の一環で、予算規模は年間15億円。みずほ総研が、各拠点の連絡を促す全国事務局を担います。
 
 プロフェッショナル人材の「地方環流」が定着すれば、地方企業の利益だけでなく、新たな雇用創設にもつながり、経済活性化の力になるでしょう。広島県では、前「マツダ」取締役専務執行役員の黒沢幸治氏を人材戦略マネジャーに任命しました。人選としてはよいと思います。地域や企業の可能性を見極める真の「目利き」として、他県へのモデルをつくってほしいと思います。
[2015.11.28]

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